エース社員が語る、営業でも企画でも変わらず大事にしてきたこと。

新規事業とは、世の中の課題を解決するための、まだこの世にない手段だとよく言われている。では、その課題にはどうやって気づくのか。また、気づいた課題をどう研ぎ澄まして、事業を育てていくのか。パーソルキャリア内で最速昇進を実現し、エグゼクティブマネジャー(事業部長クラス)となった大里真一朗に聞く。


大里 真一朗(おおさと しんいちろう) 新卒入社 8年目

テクノロジー本部 サービス企画統括部 サービスオーナー部 サービスオーナー

タレントシェアリング事業部 Business Innovation統括部 エグゼクティブマネジャー

高校まで野球に打ち込み、大学ではスポーツビジネスを学ぶ。すべての人の挑戦を後押ししたいという想いから、2015年インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒で入社。企業の採用活動を支援するリクルーティングアドバイザーに2年半従事。新規開拓組織の立ち上げ、アライアンス推進、マネジメントを兼務した後、現在2つの新規事業の責任者を担う。

※本記事の内容は、2月8日に実施したオンラインイベントの内容を編集したものです。

※年次は取材当時(2022年)のものです。

固定観念が、人々のチャレンジを阻んでいる。

―― 今日は3つのトピックスについて、「最速昇進」を達成している大里さんにお話を聞いていきたいと思います。

大里 そんなふうに言われると、ちょっと恥ずかしいですが(笑)。よろしくお願いいたします。

― 現在サービスオーナーとして新規事業に携わっている大里さん。まずは、入社からこれまでの経歴について教えてください。

大里 はい。入社直後は、リクルーティングアドバイザー(RA)といって、企業の採用支援を行う仕事をしていました。企業の採用担当者から求められている人材を探すことはもちろんですが、ただ条件的に合う人を探すだけではありません。企業の中期経営計画や組織戦略などに合わせ、パーソルグループのリソースを駆使してさまざまな手段を組み合わせて提案をする仕事でした。そこから新規事業の立ち上げに携わるようになり、今に至ります。

―― 大里さんは、パーソルキャリアの中では最速でゼネラルマネジャーになりましたよね。新卒入社8年目で部長クラスの職位に就く人は、これまでのパーソルキャリアにはいませんでした。

大里 ゼネラルマネジャーを目指していたというより、自分の想いややりたいことを追求し提供する価値を高めていった結果、そうなったのだと捉えています。就活のころから、社会の枠組みを変えたいと考えていました。それを最短でできる場所を探して、資本などのリソース、社会へのインパクトを考えてスタートアップではなくパーソルキャリアを選んでいます。さらに、そこでより高い職位に立てば、自分の意思や判断で変えられるものが増えていく。自分の想いの実現のためには必要なこととして、もらった機会を全うしてきました。

―― 社会の枠組みを変えたい、とはどういうことでしょうか?

大里 私は「チャレンジ損しない」社会をつくりたいと考えています。というのも、自分自身も高校まで野球に打ち込み、その後スポーツビジネスを学んでいて、そこで「あきらめた人のその先」に課題を感じました。

―― あきらめた人のその先、ですか。

大里 最初に私が思ったのは、スポーツ選手。同じように、ミュージシャンや芸能人も。チャレンジしたものの、さまざまな事情で断念した場合、そのときには就職が難しいと言われます。例えば、スポーツ選手を目指していたけれど、プロ目前でけがをして断念。そうすると一般的な企業で求められるような学歴や資格や職歴もなくて、キャリアに悩んでしまうのです。夢を安心して追いかけきることができない、夢をかなえようと頑張るほどリスクが生まれる社会はおかしいのではないかと思っています。

―― 企業が一般的に求める像から外れる人は、仕事に就きにくい現状はありますね。

大里 社会全体で起こっていることかもしれませんね。ほかにも、年齢や性別、ライフイベント、転職歴などに縛られてしまう。そういった固定観念からくる壁のようなものを取っ払って、心行くまでチャレンジできて、その先に活躍のフィールドがちゃんとある社会にしたい。そう考えたときに、新たなサービスが必要なのではないかと思い、新規事業に携わるようになりました。

当たり前のことを、素晴らしく。

―― なるほど。学生時代からずっと考えていたことが今、新たな事業として実を結ぼうとしているのですね。RAだったころの、大里さんならではのこだわりについて教えてください。

大里 劇的なテクニックがないのが、営業だと思います。誰よりもお客さまのことを考え、自分ならではの価値を、お客さまのためにお届けする。シンプルで当たり前のことを徹底して行うのが大事です。

―― 一見、当たり前のことほど、難しいですよね。

大里 そうですね。私が高校生のころ、先生からよく「当たり前のことを素晴らしく」と言われていました。当たり前のことだけれど、当たり前と思わず、頑張れたらいいですよね。

―― RAの経験から得た学びは、どのようなことがありますか?

大里 お客さま、あるいは社会で、何が起こっているかを自分で見る。自らニーズを知るために動く重要性は、どの職種でも変わらないことだと思います。新規事業開発などの企画職になると、どうしてもお客さまと直接話ができる機会は減っていきます。かつ、課題は机上の整理だけで見えてくるものではありません。

―― 新規事業をやりたいのであれば、新卒の就職で営業ではなく、新規事業にチャレンジしたほうがいいのか?と迷う方もいます。

大里 そうですね。「新規事業をやるなら、まずは営業か、それとも企画職か」という問いは学生さんからもよく聞かれます。私の答えとしてはシンプルに、どちらでもいい、です。

― どちらもでもいいと考えるのはなぜですか?

大里 どちらをやるにせよ、新規事業をつくるには小手先のテクニックではダメで、やりたいことへ強い想いを持つことが大事だからです。最初に企画から始めるのもよいですが、想いがないのであれば小手先のテクニックが身につくだけで、本当に自分で事業を起こせる人にはなれません。

そもそも新規事業とは、やりたいことや世の中に必要だと感じるものへの想いがあるけれど、まだ世の中にその手段(事業/サービス)がないときに、自分で新しくつくり上げるもの。中途半端な気持ちでは成り立ちません。また、その想いを見つけるためには、社会やお客さまについて知りに行き、考えつくす必要があります。企画はどうしてもお客さまからの距離が遠くなりがちです。営業であれ企画であれ、想いを持てたときに新規事業に携わり始めること。そうすれば結果として、早く事業を立ち上げられると思います

内向きを研ぎ澄まし続ければ、自然と、外向きに変わるときが来る。

―― パーソルキャリアでは「外向き」という、社会やお客さまへ向けた視線を大切にしています。大里さん自身は、外向きであることをどのように体現していますか?

大里 逆説的ですが、内向きを研ぎ澄まし続けると、外向きになっていくと思います。

―― 内向きを研ぎ澄まして、外向きに?

大里 はい。自分にとって、社会はどうあるべきだろう。自分には、何ができるのだろう。自分は、どうしたいのだろう。そういった自分に向かう問いを重ねていくと、結果的に、社会はどうあるべきか、どんな課題を解決するべきかという問いに広がっていく。それこそ、外向きの姿勢であるはずです。

―― 面白い視点ですね。研ぎ澄ますために、具体的にはどのようなことをするべきでしょうか?

大里 生煮えでも構わないので、生まれた想いを誰かにぶつけまくるといいでしょう!こんなことやりたい、こんなのおかしいと思う、とか。やっているうちに自分でしっくりくる答えが見つかることもあれば、誰か一緒に考えてくれる人が見つかることもあります。私も「チャレンジ損のしない社会」と説明をしていますが、この言い回しも、実はこれまで何度も変わっています。問いかけたり話したりしながら、想いをブラッシュアップしていけばいいのではないでしょうか

―― 新規事業をつくる、もしくは営業をする中でも課題を見つける力は非常に重要だと思いますが、大里さんなりの、課題設定の方法などはありますか?

大里 まず勘違いしてはいけないことについて話しますが、お客さまから「こういう課題があって困っているのです」と直接的に話されることは、本当の課題ではありません。これは単なる「事象」です。言われたことにただ反応しても、根本的な解決にはならず、その場での対処にしかならないと考えたほうがいいでしょう。

―― なるほど。言われたことをただやるのは、課題解決ではない。では、課題解決とはどのようなことを指しますか?

大里 課題はお客さまのことを徹底的に知り、お客さまの向かうべき未来を一緒に考えたときに、初めて見えてきます。一緒に未来へ向かおうとしたとき、その未来の障壁になるものが課題です。その課題を解決するために、何ができるかと考えなくてはなりません。

―― なるほど。何度も自らに問いかけながら、やりたいことを明確にし、進み続けてきた大里さんの考えがよく分かりました。ありがとうございました。

後悔をしないキャリアを歩みたいすべての大学生へ

『HATARACTION!メンバーシップ』では、10年後多くの選択肢をもつビジネスパーソンになるために、自己成長や就活についての知識や機会を提供しています!

  • 社会のトレンドやビジネスに対する理解が深まる
  • 楽しいだけではなく、学びのある大学生活にするための具体的方法がわかる
  • キャリア選択に関するノウハウを提供するので、将来はたらくことへの不安が解決する