これから「はたらく」はどうなる?変化する世の中における、市場価値の高め方。

「はたらく」に関する選択肢は、どんどん広がっている。仕事に関する情報は得やすくなり、はたらき方も多様になった。しかし、選択肢が多いからこそ迷ってしまうこともある。そんな私たちが考えるべき、変化する世の中に対応できる市場価値の高め方。最年少で執行役員になった柘植に話を聞いた。


柘植 悠太(つげ ゆうた) 新卒入社 16年目

執行役員/テクノロジー本部 本部長

2006年インテリジェンス(現パーソルキャリア)に新卒で入社。人材紹介事業の法人営業を経験後、事業企画/経営企画部門にて事業戦略立案・実行を担当。その後、データ利活用・DX部門を立ち上げ、事業変革を推進。現在は、エンジニア/ディレクターを中心とした専門組織「テクノロジー本部」の立ち上げを担当し、新規事業開発とテクノロジー活用の両面から経営をリードする。

※本記事の内容は、2月8日に実施したオンラインイベントの内容を編集したものです。

※年次は取材当時(2022年)のものです。

キャリアは、変化を前提に考えよ。

―― 柘植さんは現在パーソルキャリアの執行役員を務めていますね。今日は柘植さんが見ている今後の「はたらく」やご自身の想いなどを聞きたいと思います。

柘植 よろしくお願いいたします。

―― 早速ですが、今の日本の「はたらく」について。今「はたらく」はどのような状況になっているのでしょうか?

柘植 「はたらく」の在り方の幅が広がり、選択肢が増えていると感じています。正社員ではたらくだけでなく、副業してもいいし、フリーランスになる人も増えていて、若いうちから起業する人も多い。このような状況は、私が就職活動をしていた約15年前にはなかったことだと思います。

―― はたらき方も変わっていますし、仕事内容そのものも、日々新たな仕事が生まれていますよね。例えば「テクノロジー」や「DX」など、昔はなかったような分野の職種もあります。

柘植 そうですよね。さらにいうと、現在注目されている分野が5年後、10年後も世の中で重要視されている分野とは限りません。市場の変化が激しく、当たり前だと思われていた業界内の構図が大きく入れ替わり始めている業界もあります。世の中で価値観の移り変わりが激しくなっていますね。

―― そんなふうに価値観が変わりやすい世の中で、自らの市場価値を高めるにはどのようなことが必要なのでしょうか?

柘植 価値観が変化していくことを前提に柔軟にキャリアを考えていくことが大切です。先が見通せない怖さもあると思いますが、今10年後20年後を決めるよりも、3~5年後の短いスパンで計画を立てる。そしてその短いスパンの中で、状況に合わせて自分自身を変化させ、どうするかを自分で決断できる人が、市場価値を高められる人だと思います。

―― 3~5年は結構短いですね。変化を前提として考えると、汎用性の高いスキルを身につけてゼネラリストを目指すほうがいいのでしょうか?

柘植 そんなことはないと思います。個人的な見解ですが、むしろ求められるのは「あなたは何のプロですか?」と聞かれたときに答えられる専門性です。何ができるか分からないと、結局市場価値は上がりにくい。可能ならば1つの専門性を極めるだけでなく、2つ、3つのものの掛け算があると、市場価値はより高くなるかもしれません。

頑張りたい人が、頑張れる社会へ。

―― 柘植さんは新卒入社16年目ですが、そもそもなぜパーソルキャリアに入社したのでしょうか?

柘植 実は人生で頑張ったことのトップ3に入るくらい、就活を頑張っていたのですよ。200社ほどでしょうか、さまざまな会社を検討しました。しかし、多くの会社を見すぎて、だんだんよく分からなくなってきたのです。「はたらくって何だろう?」と悩んでしまった。そこで少し考え方を変えて、「はたらく」が分からないのであれば「はたらく」のプロになろうと思い始めました。人材業界でさまざまな仕事に触れて、学んで、そこから自分に合う「はたらく」を選んでもいいのかもしれないという気持ちだったのです。

―― なるほど。その後、約15年パーソルキャリアではたらき、執行役員になったのですね。

柘植 はい。結果として15年もこの会社ではたらいているのは、二つ理由があります。一つは自己成長やメンバーの育成などそのときによってモチベーションはさまざまでしたが、やはりビジョンである「はたらいて、笑おう。」にずっと共感していること。それを実現するために取り組んでいるパーソルキャリアの事業に価値を感じています。

―― なぜそう感じるのでしょうか?

柘植 私自身が「公平な社会」をつくりたいという想いを持っているからです。頑張りたい人、頑張れる人なのに、頑張り方が分からないという人が多いのではないでしょうか。「どうせ自分は」と思っていて、自分で自分の可能性を閉ざしてしまっている。あるいは住んでいる場所や学歴で壁を感じてしまい、あきらめていることも。それは彼ら彼女らの能力に問題があるわけではなく、個人と企業がうまく結び付けられていないからです。これまでの経験から、その方々の可能性を開けるフィールドは確実にあるといえます。あとはどういった手段でこの状況を変えるのか。それを実現できるのがパーソルキャリアの事業だと思っています。

―― もう一つの理由は何でしょうか?

柘植 実は、厳しい年功序列や上下関係が嫌いなのです。年齢や性別などの属性に関係なく、最適な人がリーダーになり会社を引っ張るべきだと思っています。パーソルキャリアはその点とてもフラットで、自然体で自分らしくはたらける。そういう環境が自分に合っているから、はたらき続けているのだと思います。

「好き」の気持ちが、自己決定につながる。

―― 柘植さんの将来の夢についても聞かせてください。

柘植 二つあります。一つはもっと世の中の「はたらく」を良くすること。どう進みたいのかを自分で選択できるように。頑張りたい人は、その頑張り方が分かるように。そうなれば、はたらくことを楽しむことができ、日本がもっと前向きになるのではないでしょうか。これを「テクノロジー」×「新規事業」で実現していきます。

―― もう一つは何でしょうか?

柘植 一方で、実は私、50歳になったら仕事を辞めると決めているのです。そう割り切っているからこそ、今全力で頑張れるというモチベーションもあるのかもしれないですね。あと10年で、やれることをすべてやり切りたいと考えています。

―― これを読んでいる学生さんへ向けて、キャリアを考える際のアドバイスをお願いします。

柘植 「はたらく」を考えるって、難しいですよね。学生の間はある程度の正解があるのに「はたらく」には正解がないから。選択肢が増えている現在では、ますます難しくなっていると思います。だからこそ、やっぱり自分が「こうありたい」を基準にするのがいいのではないかと思います。もちろん、お金とか周りの目とか、いろいろ気になることはある。「この業界を選んだほうが将来困らない」なんて人から言われることもあります。それでも「誰にどんな価値を与えたいのか」という点を自分なりの基準や意思で選択したほうが、日々充実感を持って楽しんではたらける。しかも、そうすると成果もついてきて、結局そういう人に新しい機会やチャンスも回ってくるのです。

― 柘植さんも最年少で執行役員になるというチャンスをつかんでいますね。

柘植 そうですね。しかし、もともとそれを目指してはたらいていたわけではなく、入社時にこんなキャリアになるとはまったく想像していませんでした。ずっと追い続けているのは「お客さまへの提供価値を高めたい」「社会を変えたい」ということです。結果、役職がついてきた。ですから、良い意味で「労働」している感覚はなく、自分らしくはたらけていて、やりたいこともやらせてもらっています

―― ありがとうございました!

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