はたらくママへの想いから始まった「ダイバーシティプロジェクト」。すべての人の、理想のキャリアを実現するために。

ワンオペ、ひとり親世帯、介護……。さまざまな事情によって、自分の理想のキャリアをあきらめてしまう人がこの国にはたくさん存在する。 CA(キャリアアドバイザー)として多くの転職希望者に向き合ってきた萩田は、現状の事業体制ではそうした人々を支えられないことにもどかしさを感じていたという。そこで立ち上がったのが、「ダイバーシティプロジェクト」だ。 このプロジェクトには、どのような想いが込められているのか。立ち上げから今に至るまでの軌跡を、現在のメンバーである3人に率直に語ってもらった。


萩田 真弓 (はぎた まゆみ/写真中央)2005年 中途入社

dodaエージェント事業部 神奈川CA

エキスパート

食品メーカーや人材派遣業を経験後、2005年に中途入社。3年ほど人材派遣のコーディネーターを担当後、現部署に異動しCAに従事。キャリアカウンセラーの資格を持ち、これまでさまざまな転職希望者の方のカウンセリングを担当してきた。自身も産休・育休の経験を持つ。

松永 玲湖(まつなが れいこ/写真右)2006年 新卒入社

dodaエージェント事業部 神奈川CA

マネジャー

2006年に入社し、九州、名古屋でCAとRA(リクルーティングアドバイザー)を経験後、2018年に神奈川の現部署に異動し、CAに従事。ライフイベントや家族の都合により、自分の意思と関係なく転勤をしてきた経験を持つ。

寺田 愛奈(てらだ あいな/写真左)2020年 新卒入社

dodaエージェント事業部 神奈川RA

2020年度に新卒入社し、2021年6月から神奈川第1グループに所属。RAとして法人営業を行う。仕事をする上で大切にしているのは、機会の最大化と選択肢を増やすこと。

※年次はすべて取材当時(2022年)のものです。

きっかけは、はたらくママへの想いと現事業へのもどかしさ。

-まずは、ダイバーシティプロジェクトを立ち上げた背景から教えてください。

萩田:時短勤務を志望している人たちをもっと支えたいと思っていたことが、きっかけであり原動力ですね。CAとして日々採用候補の方と向き合う中で、多くのワーキングマザーに接していたのですが、家庭の事情で勤務時間や勤務地に制限がかかってしまい、理想の仕事に就けない方をたくさん目にしてきました。どうにかしたいと思いつつ、今の事業体制では解決できないことにもどかしさを感じていたのです。

松永:そんなもどかしさを抱えた萩田さんがまず声をかけてくれたのが私でした。最初は驚きましたが、すぐに承諾しましたね。萩田さんに絶大な信頼を置いていたからです。

萩田:なんだか恥ずかしいな(笑)。

松永:本当ですよ!採用候補の方にご家庭の事情や悩みを打ち明けていただくのはすごく難しいのですが、萩田さんが相手だと、どんな方でも本音を話してくださるのです。そんな凄腕の萩田さんが一緒にやってほしいというなら、やるしかないと思いました。

寺田:そうだったのですね。私はこのプロジェクトが立ち上がってから参加したので、立ち上げ当初のお話を聞けてすごくうれしいです。

松永:確かに、立ち上げ前について詳しく話したことはなかったかもね。その後、萩田さんと私がメンバーを増やすために声がけをしていたところに、寺田さんが参加してくれたのですよね。

寺田:はい。私の母がシングルマザーとして家庭のことも仕事も一人で頑張っている姿を幼いころから見てきたので、同じような方々を支援したいとずっと思っていたのです。メンバーを募集しているのを知り、私も何か手伝いたい!と思い参加を決めました。

萩田:私たちが所属する神奈川エリアで新しい取り組みが活発なのも、このプロジェクトを立ち上げようとしたことに影響しているかもしれません。

松永:そうですね。顧客のためであり、本気で成し遂げたいという想いがあればプロジェクトを実行できる環境があったから、迷いなく「よし、立ち上げよう!」と思えたのかもしれません。

まず始めたのは、自分たちがきちんと実態を知ること。

-本プロジェクトを立ち上げるにあたって、どんなことから取り組んだのでしょうか。

萩田:まずは、転職を希望する方向けにできることと、企業さま向けにできることに分けようと考えたのですが、それ以前に自分たちが知らないことばかりだということに気がつきました。はたらくママはどれくらいいるのか、そうした方々の採用を受け入れている企業さまはどれくらいあるのか。それらをきちんと知るところから始めました。

松永:調べていくと気づきがたくさんありましたね。勤務時間や勤務地の制限があったとしても、採用の軸にマッチする方と一緒にはたらきたいという企業さまがたくさん存在するということも分かりました。

萩田:転職を希望する方について調べていく中では、私たちが支援すべきははたらくママに限らないということにも気づきましたよね。子育てのほかにも介護などの事情により、性別や年齢に関係なく自分の理想のはたらき方を実現できていない方がたくさんいると。

松永:そうですね。日本の雇用の未来について調べていくと、私たちが取り組まないといけないのは年齢や性別、国籍関係なくさまざまな方のキャリア実現であることを実感しました。そこで、名称を「ワーママプロジェクト」から「ダイバーシティプロジェクト」に変更することを決めたのです。

-その後、どのような施策にたどり着いたのでしょうか?

萩田:転職を希望する方向けの施策としては、CAを対象とした定期的な勉強会を行うことにしました。この目的は、理想のキャリアを実現できていない方の実態を理解すること。1回目は、はたらく女性を取り巻く環境をテーマにして行いました。また、月に一度メール配信を行い、勉強会に参加できなかった社員にも情報を発信しています。

寺田:企業さま向けには「ダイバーシティ認定求人」という施策を行いました。「残業時間10時間以内」「フレックス制」「フルリモート導入」といった条件に該当する企業さまをピックアップし、転職を希望する方のニーズに合う企業がすぐに見つかるようにしたのです。

萩田:これらの施策にたどり着くまで常に大切にしてきたのは、事業会社として正しいのかどうか。私たちは企業さまの採用活動を成功させることも重要であり、転職を希望する方の課題解決だけに注力しすぎて想いだけ先行してはいけない。そのため、事業会社としてやるべきこととそうでないことを見極めるよう心がけました。

成果が目に見えるようになり、夜も眠れないほど感動した。

-ダイバーシティプロジェクトを立ち上げてから、組織や事業に変化はありましたか?

萩田社員の意識が変化してきていることを実感しています。例えば「キャリアにこんな悩みを抱えている方がいるのですが、萩田さんならどう解決しますか?」「こんな制限がある方と、どんな企業さまをマッチングさせたらいいですかね?」など、CAからダイバーシティ認定求人に関する相談が増えたのです。努力の成果が表れ始めたかもと気づいた時は、夜も眠れないほど感動しましたね。

松永:勉強会の効果の表れですね。

寺田:私は、企業さまと転職を希望する方を無事にご支援できたときに、プロジェクトの効果を実感しました。その方はお子さまが2人いるママで、勤務時間も勤務地も制限があり、なかなか希望通りの就職先が見つからなくて。そこで、ダイバーシティ認定求人としてピックしていた企業さまを紹介したところ、無事にご支援することができたのです。

-施策が着実に成果を出しつつあるのですね。

萩田:少しずつですが成果を出すことができているのは、プロジェクトメンバーと活発に意見を出し合いながら進めることができているからだと思います。

寺田:本当にそうですね。分からないことがあっても優しく教えてもらえるし「こんなアイデアを考えてきました」と言うと、皆が耳を傾けてくれるのがすごくありがたいです。

松永:また、パーソルキャリアでこのプロジェクトをやるからこそ、成果を出すことができているのだとも思います。パーソルキャリアは、はたらくに関するさまざまな領域の事業を手がけているため、たくさんの方にご登録いただいており、世の中への大きな影響力を持っている。だからこそ、支援したいと思っている方々に直接サービスを届けることができ、その輪を広げていけるのではないでしょうか。

仕事を見つけるだけでなく、人生に寄り添うエージェントへ。

-立ち上げからこれまでの道のりを振り返ってきましたが、最後に、今後の目標について教えてください。

松永:ダイバーシティプロジェクトという名前にふさわしい活動にするべく、理想のキャリアを実現しにくいと感じているすべての人をサポートしていきたいと考えています。今は、業績だけでなく社会課題への取り組みによっても企業価値が決定される時代。転職を希望するすべての方のキャリア実現に貢献することは、企業さまの企業価値を高めることにもつながるはずです。そのためにもメンバーを増やし、施策の内容もブラッシュアップしていくつもりです。

寺田:直近の目標は、ダイバーシティ認定求人に当てはまる企業さまを増やしていくこと。そのためには、転職を希望する方とのマッチングにとどまらず、入社後実際に活躍されている事例を増やし、ダイバーシティ求人に踏み切る企業さまを後押ししていきたいです。

萩田:最終的には、このプロジェクトを大きくするだけでなく、プロジェクトを通じて事業自体の存在意義を高めることで、転職を希望する方の人生に寄り添うような事業へと成長させていきたいです。「転職活動を手伝ってくれる」のではなく「人生に寄り添って支えてくれる」と思ってもらえるよう、メンバーと力を合わせて新しい施策にどんどん挑戦していこうと思います。

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