【学生向け】起業家に向いている人はどんな人?成功する人と失敗する人の特徴11選

起業して成功する人と失敗する人の違いは何でしょうか。最近は「起業って誰でもできるの?」「起業に成功する人の特徴ってあるの?」といった疑問もよく耳にします。 実際に、起業したいと思えば誰でも起業家にはなれますが、成功するかどうかは起業家の腕次第。しかし、起業が成功する人・失敗する人には共通する特徴があり、自分が起業に向いているかどうかを測る一つの指標も存在します。 そこで、今回は起業家の定義や起業に成功・失敗する人の特徴について解説します。起業に興味のある人や、将来起業家を目指している人はぜひ最後までチェックしてみてください。


起業家の定義とは

起業家とは「自ら事業を起こす人」のことです。経歴や事業の大きさ、斬新なアイデアで事業を構築しているかなどの内容は関係なく、事業を起こした時点で起業家と呼ばれます。

また、すでに存在する企業や事業の後継者となった場合は起業家ではなく、経営者と呼ばれます。「すでにある事業を経営する人」が経営者であるのに対して、起業家は「ゼロから事業を立ち上げる人」というイメージです。

「誰でも起業家になれるか?」という疑問もよく耳にしますが、定義上は「事業内容を考え、事業を起こした時点で起業家となる」ため、なろうと思えば誰でも起業家になれるでしょう。しかし「誰でも起業家として成功できるか?」というと、答えは「NO」です。起業後に生き残っていくためのハードルは非常に高く、継続的に事業を行うことは至難の業といえます。

起業後に数年、数十年という単位で事業を継続していくには、起業家に必要な素質を兼ね備えている必要があるのです。実際に、起業に成功したと言われる起業家にはいくつか共通の特徴が存在しています。続いては、起業して成功する人の特徴を紹介していきます。

起業家に向いている人の特徴

起業家にはどんな性格やマインドを持っている人が多いのかを紹介します。起業家として成功している人のほとんどは、以下で紹介するマインドを持って行動ができる方が多いため、起業家を目指すならぜひ参考にしてみてください。

とにかく行動するのが得意

起業をする上でまず大切なのが行動力です。どのような優れたビジネスであっても実際に行動に移すのが遅くなり、チャンスを逃してしまうことにもつながりかねないため、行動力は計画力と等しく重要です。どんなことにもチャレンジしてみるというマインドを持った人は起業家に向いている人だと言えるでしょう。

困難な目標ほどやる気が出る

起業という道は易しいものではなく、乗り越えることが難しい壁にぶつかることも多いです。そういった達成が困難な目標に当たった際にやる気が出るような、ハングリー精神の強い人は起業家に向いていると言えます。

諦めずに考え抜くことができる

起業において困難な目標はあらゆるシーンで発生します。事業計画の課題や資金、人材やビジネスパートナーといった起業する際に避けて通れない課題も多く、それらを解決する方法もまた起業家によって千差万別です。

そういった課題にぶつかった際にハングリー精神と同じく大事なのが、解決策をさまざまな視点から考え抜くことができるマインドを持っていることです。持っている課題を解決し、さらに先へ進もうとする意志を持っている人は起業家に向いている人だと言えるでしょう。

失敗してもへこまない人

起業においてまったく失敗しないという人の方が少なく、必ず何かの失敗をすることがあるでしょう。そういった際に、落ち込んだりやる気を失うことがない、前向きな性格を持った人は起業家に向いていると言えます。

絶対できると自信を持って思える人

自分のビジョンを明確に持ち、必ず成功すると強く思えるかは非常に大切です。どれだけ素晴らしいビジネスやアイデアであっても、それをアピールをする人に自信がなければ途端に魅力は半減してしまうことでしょう。

根拠のない自信であっても「自分は絶対に成功する」と、思えることが起業を成功させることにもつながります。そのため、自分に自信を持てる人は起業家に向いていると言えるでしょう。

起業して成功する人の特徴6選

起業は誰でも成功できるものではなく、起業に向いている人・向いていない人という違いが確実に存在します。ここでは、起業して成功する人の特徴を合計6つ紹介します。

自身が成功する起業家の特徴に当てはまるかどうか、確認してみてください。

強い動機がある

起業を成功させる人は「何のために起業するのか」という問いに対して、明確で熱量の高い答えを持っています。この強い動機が、起業を成功させるための大きなエネルギーになるのです。

起業したてのころは、さまざまな課題やトラブルの連続になるでしょう。動機が弱い人は行き詰まったときに壁を乗り越えることができず、苦労やプレッシャーに耐え切れなくなってしまいます。

失敗する人にありがちなのが、起業すること自体を目的にしてしまうことです。これでは起業家になりたいという目標はかなうかもしれませんが、起業した時点で将来のビジョンやモチベーションがなくなってしまうため、起業家として成功するのは難しいでしょう。

起業には想像以上に大きなエネルギーが必要です。多大な時間と労力を費やす覚悟と、それに耐え得るモチベーションを備えた人は「なぜ起業するのか」という強い動機を持っているという特徴があります。

失敗から学べる

失敗から学び、次に活かせるかどうかも重要なポイントになります。

特に起業したてのころは失敗やトラブルの連続で、挫折してしまう人も多いのが現実です。一方で、起業に成功する人は失敗してもそれを経験と捉え、前向きに次のステップへと活かし、行動を起こすことができます。

失敗から学び、前向きに行動するためには「絶対に成功してやる」というハングリー精神も必要になるでしょう。失敗には少なからずダメージがつきまといます。そのダメージを乗り越え、前向きに行動するためのエネルギーに変えるには、常に高い目標を掲げてそれを成し遂げようとするメンタルも重要になるのです。

起業に失敗はつきものです。世の中で成功している起業家も、多くの失敗を経験しながら、次のステップや行動へと活かし、社会に影響を与えるような大きなビジネスを実現できるようになったのです。「失敗から学べる」ことは、起業家として成功する人に共通する特徴であるといえます。

主観と客観をあわせて考えられる

主観と客観を的確に使い分けて物事を考えられる人は、起業家として成功しやすいようです。

ビジネスの場面では、感情的に偏った結論を導かないために、客観的に物事を見つめ、科学的な裏付けや根拠となる多数の経験をもとに考える能力が必要になります。一方で、起業のように何かを創造しなければならない人の場合は、客観的な視点に加えて主観的な意見や感情をもとに、物事に対して自分なりの強い解釈を持つことも重要になります。

客観という土台の上に、主観という自分の考えをのせることで、直面する物事に対して自分なりの解釈を創造できるのです。こうした人は、自分自身についても客観と主観をあわせて評価できるので、個性や強みをしっかりと伸ばすことができるでしょう。

ミクロとマクロの視点の切り替えができる

ミクロとマクロの視点を切り替えられる人は、物事の本質を的確に見極める力に長け、起業に向いているといえるでしょう。

マクロ的な視点があれば、広い視野で俯瞰的に物事を見つめ、全体との関係性や今後の流れなどを分析できるようになります。ミクロ的な視点があれば、物事を細かく整理し、目の前の課題を的確に分析できるようになります。

ミクロ・マクロの視点を自在に切り替えられる人は、全体の動向や流れを踏まえた上で、自分が行うべき行動を的確に考えることができるのです。起業家の場合は、商品が売れている理由や企業の成長要因を正しく分析・理解し、そのときどきに適切な施策を実行できるようになります。

特にマクロ視点は意識しなければなかなか身につかない視点なので、普段から広い視野で俯瞰的に物事を見つめる努力が必要になるでしょう。

論理的思考ができる

物事の因果関係を整理し、矛盾や抜け漏れのない筋道を立てて考えられる人は、問題解決能力に優れ、起業に成功する可能性が高くなります。

起業家は既存の方法とは違う新たな商品・サービスで勝負することが多いため、なぜ既存商品ではだめなのか、既存商品の課題を解決する方法は何かといった点を論理的に考えていく必要があります。

また、自分では優れたビジネスプランだと思っていても、それを顧客に理解してもらうことができなければ、成功することはできません。新たな商品・サービスの価値を顧客に理解してもらうためにも、商品・サービスのメリットを論理的に分かりやすく説明できることが重要な要素になるでしょう。

人脈を活用できている

起業と聞くと孤独なイメージを持つ人もいるかと思いますが、実際は多くの人の協力や助けを得ながら事業を成長させていくものです。そのため、人脈を活用できる人は新たなビジネスチャンスをつかむ機会が増え、事業や自分自身の成長を促進することができます。

例えば、コミュニティでの情報交換やつながりは、新たなパートナーや事業・顧客獲得につながる場合があります。また、自分が解決したいと思っている課題に対しての知見を持っている人や、資金的な援助をしてくれる人に出会えるかもしれません。最近ではオンラインでのコミュニティやSNSなどを活用して、どこにいても人脈を築くことができるようになりました。

いずれにせよ、コミュニケーションに積極的で人脈を築く能力に長けている人は、人脈を活用したビジネスチャンスが舞い込んでくる機会が多くなります。起業を成功させる上で、人脈を活用する能力は大きな要素になっているのです。

起業して失敗する人の特徴5選

起業に成功する人の特徴があるように、起業に失敗する人にも共通の特徴が存在します。ここでは、起業に失敗する人の特徴を5つ紹介していきます。

勢いだけで計画性に乏しい

起業を成功させる上で、パッションや行動力は重要な要素になります。しかし、勢いだけで成功するほど甘くないのも現実です。むしろ臆病すぎるぐらいの慎重さが大事だともいえます。

勢いで始めたビジネスが流行の波に乗り、たまたま成功することもあるかもしれません。しかし、しっかりとした将来ビジョンや経営計画がなければ、変化が早い社会の中で生き残っていくすべがなくなり、短命で終わってしまう可能性が高いといえます。

起業する際は、勢いにまかせた見切り発車ではなく、明確なビジョンを持って計画的に事を運ぶ必要があるでしょう。

勝負する業界を見誤っている

起業して失敗する人の特徴として、そもそも勝負する業界を見誤っている場合があります。

起業した後は、その業界でのノウハウを蓄えた先駆者たちと競合し、売り上げを伸ばしていかなければなりません。そのため、未経験の業界や知識の浅い分野では、競合に太刀打ちするすべがなくなり、成功することは難しくなるでしょう。

また、勝負する業界を見極めるには俯瞰的な視点も必要になります。今後衰退していく業界や需要が減少していく業界では、長期的にビジネスを続けていくことが難しいからです。一方で、今後伸びていく業界や需要が増加していく業界であれば、大きなビジネスチャンスをつかめるかもしれません。

起業する際には、自身の経験や知識のある分野を軸にして、勝負する業界を慎重に見極めることをおすすめします。

うまくいかない理由ばかり探す

うまくいかない理由ばかり探して、決断すべきタイミングで決断できない人は、いつになっても起業が成功しないでしょう。

もちろん、うまくいかないことを想定し、それに対処する方法を考えておくことは起業家として必要な要素です。しかし、うまくいかない理由を探すことに膨大な時間を費やし、肝心な決断に踏み切れない人は大きなビジネスチャンスを逃してしまう可能性が高いでしょう。

起業家は、常に「どうすればうまくいくか」を模索し、成功するためのビジョンと行動を徹底的に考え抜く姿勢が重要になります。あとは、考え抜いたビジョンを実現するために決断するべきタイミングで勇気を持って決断するだけなのです。

すべてを自分でやろうとする

すべてを自分でやろうとする人は、途中で事業の成長に行き詰まってしまうことが多いようです。

起業にも適材適所があります。起業家は自分の強みを活かせる仕事に徹し、それ以外は他の社員や協力企業に託すことも必要になるでしょう。起業家には、仕事を効率よく進めるマネジメント能力も必要です。

起業家の失敗例として、すべてを自分でやろうとするあまり、自分の強みを活かせない業務に膨大な時間を消費してしまうことがあります。起業したばかりのころは社員数が少なかったり、ほかの企業に協力を依頼するする資金がなかったりして、自分ですべての業務を行わなければならないこともあるでしょう。しかし、事業を一定以上に大きくするには、どこかのタイミングで社員の採用や企業協力を依頼し、仕事を効率化していく必要があります。

起業家も人材の適材適所を意識し、自分の強みを活かせる仕事に力を入れる工夫が必要になるのです。

責任を負う覚悟がない

トップに立つ人間としての自覚がないと、失敗したときの原因を外部環境に求めたり、社員に押し付けたりすることがあります。そのような人は失敗を自分事として捉えることができず、失敗をバネにした成長が見込めません。また、人間的な信頼も薄くなり、一緒に働く社員も離れていってしまうでしょう。これでは起業で成功することは難しいですよね。

その事業を選んだことも、業界を選んだことも、社員を登用し教育しているのも自身であることを自覚し、起きた現象を自責的に捉えるマインドが起業家には必要です。すべての責任を負う覚悟を持ち、失敗を自責で捉えることができれば、失敗をバネにして次のステップに活かすこともできるでしょう。

まとめ

起業に成功する人は、起業家に必要な素質を兼ね備えている人です。すべての特徴を兼ね備えた人は少ないかもしれませんが、自分に足りない要素は何なのかを理解して行動することで、起業家としての成功に一歩近づけるのではないでしょうか。

今回の記事を参考に、自分は起業に向いているかどうか、ぜひ考えてみてください。

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