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2021.10.20

起業して果たしたかった目的は、ここでかなえられた。
サービスオーナーが語る、新規事業への想い。

  • 岡田 将幸 (おかだ まさゆき)

    新卒13年目

    dodaプラス事業 企画部門責任者/MIRAIZ構想本部 エグゼクティブマネジャー/シングラー株式会社 取締役

    2009年、パーソルキャリアに新卒で入社し、法人営業であるリクルーティングアドバイザー(以下RA)としてMVPを受賞。6年目でマネジャーに着任。その後、営業企画を経て、新規サービスの開発を行うサービス企画開発本部へ異動。現在は「dodaプラス」事業の企画責任者、MIRAIZ構想本部のサービスオーナーを担いながら、パーソルキャリアの連結子会社であるシングラー株式会社の取締役も兼務している。

「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」をミッションとして掲げるパーソルキャリアは、人々が自分らしくはたらき、自ら理想の未来を描いていける社会を目指して、新規事業部「MIRAIZ構想本部」を立ち上げました。グループ全体のリソースを活用し、HR領域を超えたプラットフォームをつくるという前例のない新規事業を進める上で、大切にしてきたこととは。本事業部のサービスオーナーとして事業を推進する岡田に話を聞きました。

Index

多様なキャリアを経験して手にした、自身の夢をかなえるための機会。

まずは、岡田さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

岡田

起業したいという想いの下、企業にとって重要な経営資源である人に関して学べること、そして志の高い人とはたらける「起業家輩出企業」であることを軸に企業を探していました。その中でパーソルキャリアと出会い、新卒として入社したのが2009年のことです。入社後に配属されたのは、エージェント事業部という人材紹介事業を担う部署。ここで、RA(リクルーティングアドバイザー)としてキャリアをスタートさせました。主に製造業を中心とした企業さまの採用支援を担当し、社内で表彰されたこともあります。

新卒で入社して、努力の末に社内表彰を勝ち取ったのですね。

岡田

その後はマネジャーに昇格、営業企画へと異動しました。営業と企画では頭の使い方がまったく違うので、異動直後はかなり苦労しましたね(笑)。また、引き続きマネジャーも兼務していたので、それぞれ違うテーマに取り組むメンバーをどうマネジメントするかという部分でも、頭を悩ませる毎日でした。

営業として活躍していた岡田さんが企画に異動したことには、どのような経緯があったのでしょうか?

岡田

「挑戦してみないか?」と、声を掛けてもらったことがきっかけです。もともと企画に異動したいという希望を上長に伝えていたこともあり、とても良い機会だと、思い切って飛び込みました。

さまざまな職種や立場を経験した中で、一貫して大切にしてきたことはありますか。

岡田

営業、営業企画、新規事業サービス企画、と経験を積み重ねてきましたが、いつも根底にあるのは「世の中の人々が『はたらく』に対してオーナーシップある社会をつくりたい」という想いです。その想いを実現するために、がむしゃらに行動してきたような気がしますね。その一つひとつの経験である「点」がつながることで「線」となり、自分のこれまでのキャリアが構成されてきたのだと感じています。そして今、サービスオーナーを務めているMIRAIZ構想本部でも変わらず、私自身の想いと、会社のミッションを推進するために全力を尽くしています。

ちなみに、今も起業したいという想いは変わりませんか。

岡田

今はその想いはありません(笑)。というのも現在、新規事業を考えて立ち上げることができるという恵まれた環境ではたらけている。つまり、起業に近いことが今の仕事でできているんですよね。

確かに、新規事業の立ち上げは起業に似ているかもしれませんね。

岡田

それに、起業家になりたいという気持ちは、会社をつくりたいのではなく、皆が自分の未来に向かって活き活きとはたらく社会を築きたかったんだなと気づいたのです。まさに、その目的を果たすための事業を進めることができているので、とても満足しています。

一人ひとりのキャリアオーナーシップを育む仕組みをつくるために。

では、現在所属されているMIRAIZ構想本部について教えてください。

岡田

MIRAIZ構想本部の背景にあるのは、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」というミッション。この推進に大きく関わるのが、キャリアオーナーシップという考え方です。雇用の在り方が変わり、終身雇用が当たり前の時代から、個人でキャリアを築く時代へとシフトチェンジしています。そうした新しい時代では、自らの意思と行動によってキャリアを決めて生きていくことが必要不可欠です。

社会構造の変化が関係しているのですね。

岡田

そこで、これまでさまざまなサービスを展開してきたパーソルキャリアのデータやノウハウを活かし、一人ひとりのキャリアオーナーシップを育む仕組みをつくるために立ち上がったのが、MIRAIZ構想本部です。

実際に、どのような取り組みを行っているのでしょうか。

岡田

「はたらく」だけではなく、その周りにある「暮らし」や「学び」といった部分も含めて、一人ひとりの理想の未来を実現するための仕組みをつくる「はたらく未来図構想」という事業戦略を掲げています。現在は、その構想の核となる「PERSOL MIRAIZ」という新規事業の基盤づくりを行っており、今年下半期のリリースを目指して調整中です。生涯を通じて自分のキャリアを自分でコントロールするための、セルフキャリアマネジメントツールを目指しています。

おもしろそうですね! 具体的には、サービスを使うことでどのようなメリットがあるのでしょうか。

岡田

例えば、描いた未来に向かって努力しているつもりでも、果たして本当に前進しているかどうかは、なかなか自分では分かりませんよね。また、その努力が正しい方向に進んでいるのかも分かりません。「PERSOL MIRAIZ」では、これまで積み重ねてきたキャリアを定量化し、市場での立ち位置を明確にします。その上で、目指すキャリアの選択肢を提示し、そこまでのギャップを埋めるアクションを提案しながら、機会を提供します。そして、自身の行動により、自分がどの程度前進したのかをフィードバックしてくれる。このように、あらゆるキャリアマネジメント機能を備えているのが「PERSOL MIRAIZ」です。

正解はない。それが事業開発のおもしろさ。

岡田さんが考える、新規事業を開発していく上でのおもしろさとは何ですか。

岡田

正解がないということですね。正解がないからこそ、判断の基準になるのはお客さまの反応だけです。お客さまが喜んでくださったら正解ですし、満足していただけなければ改善の余地がある。

正解がない中の、唯一の基準なのですね。

岡田

だからこそ、どうしたら喜んでいただけるかを常に考えながら進めていくことが大切ですし、それが新規事業のおもしろみだと思います。「こうしたらもっとお客さまに喜んでいただけるのではないか」ということを考えて、企画に落とし込んだことが実際にヒットしたり、お褒めの言葉をいただけたりしたときは本当にうれしいです。

営業の経験と比較したときに、何か違いを感じることはありますか?

岡田

お客さまの反応こそがすべてという部分は営業にも共通していますが、事業開発と営業の違いは、影響範囲の広さだと思います。向き合うお客さまの数、そのお客さまの向こうにいる人の数、ソリューションの提供範囲など、とても広い範囲を見る必要があります。影響力の大きさが事業開発の特徴であり、そこが営業とは違うおもしろさではないでしょうか。

パーソルキャリアで事業開発をすることの魅力。

他の事業会社ではなく、パーソルキャリアで事業開発を行うメリットを教えてください。

岡田

一つ目は、はたらくということについての膨大なデータやノウハウが蓄積されているということ。人々がもっとはたらきやすい社会にしていくためには、過去にとらわれず変革を起こしていくことが必要です。けれども、HR領域はロジックだけではなく、感情が混じる非合理的な領域であり、すぐに変革を起こすのは難しい。それでも、パーソルキャリアにはこれまでの事業を通して得た豊富な知見やデータが資産化されており、それらを有効活用することで、新しい価値を提供することができます。

挑戦し続けてきたからこそ、たくさんの知見やデータが蓄積されているのですね。

岡田

そう思います。そして二つ目のメリットは、MIRAIZ構想本部の社員が粒ぞろいだということ。新卒と中途の社員が交じった組織ですが、中途の社員は名だたる企業で事業開発を行ってきた人ばかり。中には、自分で経営や事業を進めてきた人や進めている人もいます。そのため、事業をどう進めればいいかに悩んだときは、誰かに聞けばすぐにヒントをもらえるし、新しいことを始めようとすれば、すぐに人が集まります。刺激が多い環境で事業開発ができて、非常に恵まれているなと感じますね。

新規事業開発を行うのは企業として勇気が要ることだと思いますが、その点はどうですか。

岡田

パーソルキャリアは企業体力があるので、その事業にしっかりとした意義があれば、惜しみなく投資してくれます。ですから、社会のためにこんな事業を行いたい、自分が変えたいという強い想いを持っていれば、挑戦できる環境があります。「PERSOL MIRAIZ」も、強い想いから始まった事業の一つ。キャリアオーナーシップのある未来に向けて、これからも全力を尽くしていきたいです。

※年次・所属部署は取材当時のものです。

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