転職後も価値提供を。新サービス「CAREER POCKET」が担う期待。

転職後も価値提供を。新サービス「CAREER POCKET」が担う期待。

2020.11.11 PROJECT

従来事業で行ってきた転職サポートとは異なり、転職後のフォローに主眼を置いた新サービス「CAREER POCKET」。転職後の職場で充実した毎日を送るサポートをすべく、3つのサービスを中心に今も成長を続けている。パーソルキャリアの今後を先導するともいえる本サービスのメイン担当者3名に、「CAREER POCKET」に懸ける想いを聞いた。


中井 志保 (なかい しほ/写真左)

2019年 中途入社
サービス企画開発本部 サービス企画統括部 サービス企画部 メンバー

新卒でWebディレクターとしてデジタルマーケティングコンサルティングの会社へ就職。もっと人に深く関われる仕事を探す中で、グループビジョン「はたらいて、笑おう。」に深く共感し、パーソルキャリアへの入社を決意。現在は、「CAREER POCKET」の主要サービス「転職同期」の運営に携わる。

窪田 美咲 (くぼた みさき/写真中央)

2016年 新卒入社
サービス企画開発本部 サービス企画統括部 サービス企画部 アシスタントマネジャー

入社後、約2年間キャリアアドバイザーとして従事。働く個人と企業のマッチング以外のフェーズでも価値発揮したいという想いから、2018年8月に現部署へ異動し「doda キャリアライフサポート」(現:「CAREER POCKET」)のサービスオーナーを担う。

佐伯 雅子 (さえき まさこ/写真右)

2017年 新卒入社
サービス企画開発本部 サービス企画統括部 サービス企画部 メンバー

2020年4月までリクルーティングアドバイザーとして企業の採用活動のサポートを行い、その後、現部署へと異動。転職後も「はたらく」に関する気付きを与えるイベント「キャリポケ会」の企画・運営を担当。

転職後のフォローができていないことへの大きな危機感。

― パーソルキャリアはこれまで、新たな職業の提供というフィールドで価値を発揮し続けてきた。そんななかで、転職後のアフターフォローを行っているのが「CAREER POCKET」だ。果たして、この異色のサービスはどのようにして生まれたのか。

佐伯 仕事はご紹介できていても、その後のフォローができていない。そこに大きな危機感を覚えていたんです。パーソルグループには人材紹介や求人メディア、派遣サービスなど事業は数あれど、そのどれもがマッチングまでしか貢献できていない。果たしてそれでいいのかと疑問を持ち始めたことが、「CAREER POCKET」の原点です。

中井 私もその疑問をそのままにしておきたくありませんでした。パーソルグループは「はたらいて、笑おう。」というビジョンを、パーソルキャリアは「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」というミッションを掲げています。私自身この言葉への深い共感が入社の決め手になったように、社員全員が心からビジョンとミッションを大切にして業務に向き合っています。だから、その実現と推進のために解決すべき課題があるなら挑戦したいと思いました。

佐伯 たしかに、当社の社員は皆ミッションへの共感度が高いですよね。本気でミッションの推進を目指している分、現実とのギャップにも敏感なのかもしれない。

窪田 私も実感したこと、あります。キャリアアドバイザーだった頃、12年間専業主婦をしていた方の転職をサポートしました。TOEICは満点で、営業成績も社内トップの経験を持つ優秀な方なのに、離職期間が長いという理由だけで転職は非常に難航したんです。本当に悔しかったですね。こうした方が正当な評価を得られるようにすることも、「はたらく」を自分のものにするには必要不可欠。「CAREER POKET」がその一助になればと思っています。

あらゆる業務フローを1分単位で調整し続けた。

― マッチングに限らない、全方位からの価値提供を通じて「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」というミッションを推進する。ミッションへの真っ直ぐな想いから立ち上げられた「CAREER POCKET」。しかし、現在に至る道程は決して順調ではなかったという。

中井 「CAREER POCKET」の主要サービスは大きく3つ。一つはキャリアサポーターが転職後もさまざまな相談に乗る「転職トーク(現:ウチアケ)」。同時期に転職した、社外の方々と繋がれるコミュニティサービス「転職同期」。そして、転職後も「はたらく」について考えるきっかけとなるようなイベント「キャリポケ会」です。その中で最初に立ち上がったのが「転職トーク(現:ウチアケ)」。このサービス一つを形にするだけでも一苦労でした。

佐伯 本当に大変でしたよね。窪田さんは特に早期からこのプロジェクトに関わっているので、苦労も大きかったんじゃないですか?

窪田 そうですね。やりがいも大きかったですが、大変なことも同じくらいありました。特に苦悩したのが、「転職トーク(現:ウチアケ)」開発にあたって、キャリアサポーターの業務をどう仕組み化するかです。キャリアサポーターが全ての相談者に対して、相談予約日程の確認から当日のカウンセリング対応、その後の満足度調査まで個別に対応するのはとても手間がかかります。一方で、仕組み化しようにも業務フローがキャリアサポーターによって一人ひとり異なるんです。果たして、どうすればキャリアサポーターはすばやく相談対応ができるのか。対応時間を調整しながらキャリアサポーターが行う業務の仕組みをつくり、全員に対してトライアルを実施。その後、フィードバックをもらい修正を行うことを地道に繰り返し、なんとか仕組み化させることができました。

佐伯 あれは苦労しましたね。もしかしたら、もっと効率の良いやり方もあったのかもしれません。しかし、キャリアサポーターが1件の相談に全力で集中できる環境づくりに徹底的にこだわりたかった。そうすればきっと、相談者の悩みを解決できる可能性が上がるはず。悩みを抱える人が一人でも減れば、はたらいて笑える社会に一歩近づく。ビジョンの実現とミッションの推進をするために立ち上げたサービスだから、そこに至る過程を一切妥協したくなかったんです。

「このサービスは、まさに会社の目指す方向へと進んでいる。」

― サービスを通じて理想の社会の実現を目指す強い想い。それは大きなモチベーションとなり、時にはこだわりという形で壁としても立ちはだかる。使命に向き合う彼女たちの背中を押してくれたのは会社だった。

窪田 細部にまでこだわり、やっとの思いでサービスをローンチしても、すぐに黒字というわけにはいきません。必死に、日次でPDCAを回しながらサービスの機能、業務フロー、あらゆる面で改善を繰り返している最中に、新型コロナウイルスの大流行。正直なところ、不採算事業として組織解体もあり得ると覚悟していました。

中井 私も、きっと異動になるのだろうと思っていました。当時は利益観点ではほぼ会社に貢献できていませんでしたし。

佐伯 でも、そんな私たちに会社は「このサービスは、まさに会社が目指している場所へ向かっている。だから、そんなサービスをなくすわけないよ。」と言ってくれた。改めて、このサービスにかかる期待と責任を感じて身が引き締まると共に、「CAREER POCKET」は間違いなく理想の社会の実現に繋がっているんだと自信を持つことができました。

中井 この会社からの言葉は、思っているよりもすごい言葉じゃないかと思っているんです。というのも、当社くらいの企業規模になれば、経営層と現場の距離も遠くなって摩擦が起きることも珍しくないはず。しかし、経営層と現場がしっかりと同じ方向を向いている。だから、ミッションが絵に描いた餅にならない。闇雲に目先の利益だけを追うのではなく、ミッションの推進に向かって邁進できる。これは、とてもありがたい環境だと感じています。

正解も前例もないからこそ身に付くスキルがある。

― 会社の期待と使命を一身に背負うサービス。しかも、前例のない中でサービスを作り上げ、スケールさせていかなければならない。難易度は極めて高い。だからこそ、この環境で得られるものも多いのだという。

佐伯 新規サービスの立ち上げというのは、正解がありません。マーケットも刻一刻と変わる中で、コロナのような想定外のことも起きる。

中井 そう、だから自分たちで道を探り、切り開いていかなければいけない。そのためには、何か一つの能力が高いだけではダメ。企画やマーケティング、ディレクションのスキルだけでなく、デザインやコーディング、法務、セキュリティー関連の知識までも要求されます。

佐伯 本当にその通りで、ジェネラリストでないと新規サービスを推進していくのは難しいですよね。サービスへ投資を行っている以上、当然ROI(※1)も意識する必要もありますし。ビジネスを行う上で必要な、あらゆるスキルが身につけられると言っても決して大袈裟ではないと思います。言い過ぎですかね?

窪田 いや、全くそんなことはないと思います。中井さんや佐伯さんのいうスキルはどれも欠かせないもの。加えて、スピード感もとても大切ですね。私たちが思いつくことは、結局他社も思いつく。ならば、どちらがそれを先にサービスとして形にできるかが勝負ですから。

※1 ROI…Return On Investmentの略。投資利益率の意。

登録されるだけでなく、活用されるサービスを目指していく。

― 数多の困難にぶつかりながらも、サービスをスケールさせてきた。しかし、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」の推進に向けての道はまだ途上。今見据える、「CAREER POCKET」の未来予想図とは。

中井 私の担当している「転職同期」で言えば、ユーザーのアクションを増やすことが至上命題。ユーザー数自体は順調に伸びてきている一方、投稿やリアクション、コメントの数が伸びていない。ユーザー数に比例して自然とアクションも増えると思っていましたが、ほぼ横ばい。これは想定外でした。

佐伯 私も、少し見立てが甘かったかなと反省しています。しかし、どれだけ登録者が増えても活用してもらえなければ、サービスの意味がない。ミッションも推進できません。一刻も早く解決したいですね。

窪田 登録するだけでなく、しっかりと機能を活用してもらえるサービスへと進化させることで、「人々に『はたらく』を自分のものにする力を」というミッションの推進に少しでも近づけたらいいね。

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