マッチングだけではない、ポテンシャリングを。 パーソルの新たな事業戦略とは。【はたらく未来図構想/前編】

マッチングだけではない、ポテンシャリングを。 パーソルの新たな事業戦略とは。【はたらく未来図構想/前編】

2021.02.11 PROJECT

個人が自分らしくはたらき、自らの未来を描くことをサポートする。そんな目指すべき未来の社会と、そのために自社が果たしていく使命を描いた「はたらく未来図構想」を発表したパーソルグループ。その中心で旗振り役を担うのが、パーソルキャリアの執行役員・村澤だ。今回の構想が生まれた経緯や、そこに込めた想いを聞いた。


村澤 典知 (むらさわ のりとも)

パーソルキャリア株式会社
執行役員 経営戦略本部長 兼 MIRAIZ構想本部長
大手自動車メーカー、外資戦略コンサルティング会社を経て、2018年パーソルキャリア入社。プロダクト&マーケティング本部長などを務めたのち、現職。パーソルホールディングス株式会社と連携しながら、グループビジョンの実現とミッションの推進を加速させる「はたらく未来図構想」の構築を担当。

「点」から「線」の支援で「はたらいて、笑おう。」を実現するために。

就職や転職をはじめとした短期の支援から、はたらく人生に寄り添う長期の支援へ。パーソルキャリアが今後生み出していくさまざまなサービスの核となる構想「はたらく未来図構想」。企業の方向性をも決定づけるこの構想は、どのような経緯で生まれたのか。

-まずは、この「はたらく未来図構想」をつくろうと思ったきっかけを教えてください。

村澤 スタート地点は、グループビジョンである「はたらいて、笑おう。」の具現化です。今展開している事業やサービスだけで、本当にこのビジョンが実現できるのかという問いへの答えとして「はたらく未来図構想」が生まれました。さらに、人生100年時代への突入や、テクノロジーの進化により、これからも「はたらく」は大きく変わっていくでしょう。それによって、はたらき方や生き方に対する価値観はますます多様化していくと思います。その中で、一人ひとりが多くの選択肢の中から自分の理想とする「はたらく」を実現するため主体的に選択をする、そのサポートを行う仕組みが必要なのではと考えました。

-ビジョンを起点にプロジェクトが動きだすというのは、とてもパーソルキャリアらしいですね。

村澤 そうですね。ビジョンに本気で向かい合っているからこそ生まれたと言っていいと思います。今あるサービスは基本的に就職や転職など、人生のターニングポイントで支援を行うものがメイン。しかし、就職や転職後も「はたらく」ことはずっと続いていきます。そこに寄り添い続けなければ、はたらいて笑う人生の実現をサポートできないのではないかと思ったのです。どんな「はたらく」であれば自分は笑えるのか。その未来にたどり着くためにはどうすればよいのか。誰もが自分の力で未来を描き、そこに近づいていける社会を目指したい。そのために当社はもちろん、グループ内外の力を一つにして一人ひとりのキャリアを支えるサービスをつくりましょうというのが「はたらく未来図構想」の骨子です。

-自分の力で理想の「はたらく」を描き、そこに近づくためのサポートを点ではなく、線で行うということですか?

村澤 そうです。加えて、継続的にサービスを使ってもらえれば、キャリアの志向やスキルセットといった「はたらく」に関する情報を蓄積することができ、点の支援においても精度の高いサポートができるようになります。「はたらく」日々を支えながら、自分の理想とする「はたらく未来の在り方」をどんどん鮮明にしていく。必要であれば、そこに近づくためのスキルを学ぶ場も用意する。そうした取り組みのデータをすべて蓄積していくことで一人ひとりに合わせた点の支援も行える。そういったよいサイクルが回っていけば、必然的にみんながはたらいて笑う社会になるのではないでしょうか。

はたらく未来図構想の仕組み

マッチング事業に加えて、ポテンシャリング事業へ。

マッチングだけではなく、ポテンシャルの見える化や最大化を担う。そのために重要となるのが、ユーザーとの日々の接点をいかにして生み出していくか。その実現のため、新たなサービス創出への機運が、全社的にも高まっていると語る。

-構想の目的や大きな方向性は理解できました。具体的にはどのようなことを行っていくのでしょうか?

村澤 今は、この構想の下で具体的なサービスを開発していこうという段階です。そのためあまり詳しくは話せませんが、基本的には「線」での支援、つまり個人のキャリアをパーソルが支え続けられるような、新しいサービスづくりに取り組み始めています。

-メイン事業である仕事と人のマッチングは、線というよりは点での支援をどれだけ行えるかという視点ですよね。

村澤 まさにそのとおりで、はたらく個人とつながり続ける仕組み・サービスが必要になります。そのため、マッチングだけではなくポテンシャリングを掲げたサービスも構築する予定です。ポテンシャリングとは、その人のポテンシャルを見える化し、最大化させること。それが、私たちの担うべき役割だと感じています。

-点でのマッチング事業に加えて、線のポテンシャリング事業へ。その進化のためには何が必要なのでしょうか。

村澤 大きく2つあると思っています。1つ目は先ほどお話ししたように、日々接点を持てるサービスであること。2つ目は自分のポテンシャルに気づき、伸ばしていけること。例えば、「はたらく」と「学ぶ」をつなげること。キャリア形成やパフォーマンス向上に役立つ気づきが得られるようなサービスや、資格・スキル習得を支援する学習サービスなど。もちろん、他にもいろいろなサービスを検討しています。これからさまざまな新しい取り組み・サービスをつくっていくつもりです。

より長期的な支援を目指す新構想「はたらく未来図構想」。目的、事業領域、顧客とのつながり方。すべてを一から再考するため、影響力も大きい一方で、実現の難易度も高い。その壁をいかにして乗り越えていくのか、そして乗り越えた先に待つ未来とは。

>後編に続く

※「はたらく未来図構想」に関する詳しいニュースリリースはこちら

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