就職エージェントとは?新卒で使うメリット・デメリットや活用方法


新卒の就職活動では、多くの選択肢の中から自分に合った企業を見つけ出さなければなりません。しかし、情報収集や選考対策など、就職活動のすべてを自分一人で行うのは大変な労力がかかります。そんなとき、頼りになるのが就職エージェントです。本記事では、就職エージェントについて詳しく解説し、新卒で利用するメリットとデメリット、そして賢い活用方法をお伝えします。

就職エージェントについて

就職エージェントとは?

就職エージェントとは、企業と求職者をマッチングするサービスを提供している会社のことです。就職エージェントは企業から求人情報を集め、求職者の希望や適性に合った(もしくは近しい)企業を紹介します。また、履歴書の添削や面接対策など、就職活動のサポートも行っています。

就職エージェントを利用するタイミング

就職エージェントは、就職活動のどの段階でも利用できます。ただし、早めに登録しておくことでよりエージェントのサポートを受けやすくなります。理想的なタイミングは、就職活動を始める3ヶ月から半年前です。

このタイミングで登録しておくと、自己分析や企業研究の段階からエージェントのアドバイスを受けられます。そのため企業の採用スケジュールに合わせて、効率的に就職活動を進められるでしょう。

2社程度登録しておいても損はない

就職エージェントは1社だけでなく、複数登録しておくのが一般的です。エージェントによって提携している企業や支援内容が異なるため、複数社に登録しておけば多くの選択肢を持てるでしょう。

ただし、登録する就職エージェントは、自分の希望や適性に合ったところを選ぶことが大切です。登録エージェントが多いと管理やコミュニケーションが大変になり、適切なサービスを受けにくくなるので注意しましょう。支援内容や担当者の対応などを比較・検討してみてください。

就職エージェントを利用するメリット

情報収集の役に立つ

就職エージェントは企業とのコネクションを持っているため、求人情報の収集に役立ちます。公開されている求人情報だけでなく、非公開の求人情報を提供してくれるケースも少なくありません。また、企業の採用担当者から直接得た情報に基づき、求人企業の雰囲気や求める人材像など、より詳細な情報を教えてくれます。

ESの添削をしてくれる

エントリーシート(ES)は、企業に自身をアピールする重要な書類です。就職エージェントには数多くのESを見てきた経験があるので、作成したESに対してアドバイスをしてくれるケースが多いです。志望動機や自己PRなどの改善点や、文章の構成、語彙の選択など、細かな点までチェックしてくれるエージェントもあります。

面接対策をしてくれる

面接は合否を決める重要な選考プロセスです。就職エージェントは模擬面接を行い、面接での受け答えや態度などについてアドバイスしてくれます。企業が求める人材像を理解した上で、自分の強みをアピールする方法や質問への適切な回答の仕方といった実践的なアドバイスが受けられます。

面接は、事前の準備が欠かせません。就職エージェントの面接対策を活用することで、自信を持って面接に臨めるでしょう。

内定獲得率が高まる可能性がある

就職エージェントのサポートを受けることで、内定獲得率が向上する可能性があります。エージェントは、求職者の適性や希望を理解した上でマッチする企業を紹介してくれます。また、書類選考や面接対策など、選考通過に向けたサポートも手厚いため、内定獲得の確率が高まる傾向にあると言えるでしょう。

就活の選択肢が増える

就職エージェントを活用すれば、就職活動の選択肢が増えます。自分だけでは知りえない企業や求人情報を提供してくれるため、一人で就職活動をするよりも多くの情報を得られるでしょう。また、エージェントが持つ人脈を活かして、直接企業を紹介してくれる場合もあります。

学生(就職希望者)側は無料

就職エージェントは、基本的に就職希望者側から費用はもらわないケースがほとんど。就職希望者を紹介して成約に至った場合、企業側から紹介料をもらうビジネススキームだからです。つまり大学生側は、さまざまな就職サポートを無料で活用できます

ただし、一部の就職エージェントや就職サポートサービスは有料のこともあるため、利用する際は詳細を確認しましょう。

就職エージェントを利用するデメリット

エージェントの質によるサービスの差

エージェントの質によってサービスに差が出ることがあります。経験豊富で優秀なエージェントもいる一方で、経験の浅いエージェントや就職希望者のニーズを理解していないエージェントもいます。エージェントの対応品質が低い場合、適切な求人紹介や就職活動のサポートが受けられないリスクがあります。

自由度が下がるケースがある

就職エージェントを利用すると、自分の意思とは異なる企業を紹介されたり、エージェントの方針に従わなければならなかったりして、就職活動の自由度が下がるリスクがあります。エージェントによっては、特定の業界や企業に強いつながりを持っており、求職者の希望から遠い求人をすすめられることもないとは言えません。

うまく活用するには、エージェントとの初回面談の際に、自分の希望や条件を明確に伝えることが大切です。紹介された求人が自分に合わない場合は、断る勇気を持つことも必要でしょう。

エージェントに頼り切りになってしまうリスクもある

就職エージェントに頼り過ぎると、自主的な就職活動ができなくなる恐れがあります。エージェントからの求人紹介や面接設定などに依存してしまい、自分で企業を探したり、応募したりする機会が減ってしまうことも。その結果、自分に合った企業を見つけられなかったり、就職活動のスキルが身につかなかったりするリスクがある点には注意が必要です。

就職エージェントの賢い活用方法

就職エージェントを活用する際は、メリットを最大限に活かし、デメリットを最小限に抑えることが重要です。ここでは、就職エージェントを賢く活用するための方法をご紹介します。

複数のエージェントを比較・活用する

単一のエージェントに頼るのではなく、複数のエージェントに登録しておくとリスクを分散させることができます。各エージェントには、得意とする業界や企業、サポート内容などに特徴があります。複数のサービスを利用することで、より多くの求人情報や支援を受けられる可能性が高まるでしょう。

ただし、登録数が多過ぎると、管理が大変になります。自分に合ったエージェントを2社程度に絞り、効果的に活用することが有意義な就職活動の鍵です。

自身でも並行して就職活動を行う

就職エージェントに頼り過ぎず、自身でも就職活動を行うことが重要です。エージェントからの求人紹介や支援を受けつつ、自分でも企業研究や応募を行って選考を進めていきましょう。就職エージェント経由では応募できない「自己応募のみ」を対象としている新卒採用も数多く存在するため、エージェントはあくまでサポートとして活用するというスタンスが大切です。

自分の意思をエージェントにしっかり伝える

エージェントには自身の意思をしっかりと伝えることが大切です。希望する業界や職種、勤務地など、条件を明確に伝えましょう。また、紹介された求人が自分に合わない場合は、遠慮せずに断る勇気を持つことも必要です。

まとめ

就職エージェントは、新卒の就職活動において強力な味方となります。企業と強いつながりを持っているだけでなく、求人情報の提供や選考対策のサポートなど、就職活動を多角的にサポートしてくれます。特に、自分では知り得ない非公開求人を紹介してくれる点は大きなメリットと言えるでしょう。
しかし、就職エージェントを利用する際は、デメリットも理解しておく必要があります。エージェントの質によってサービスに差があったり、自由度が下がるリスクがあったりと、注意点もあるからです。就職エージェントを上手に活用し、自分に合った企業を見つけられれば、充実した社会人生活のスタートを切れるでしょう。

パーソルキャリアの新卒採用エントリーはこちら!

パーソルキャリアは“人々に「はたらく」を自分のものにする力を”というミッションのもと、「doda(デューダ)」をはじめとする国内最大規模のHRサービス等、はたらく人と組織に関わる幅広い領域のサービスを展開している会社です。

社員一人ひとりが”キャリアオーナーシップ”を持って自分のキャリアを自ら切り開き、大手ならではのリソースを駆使しながらもベンチャーのような裁量権を持って顧客の本質的な課題を解決をしています。

  • ビジネス総合、プロダクト企画、エンジニアなど希望する職種コース別に採用選考を実施中!
  • 気軽に就活対策、企業研究ができるイベントを多数開催中!

 

新卒採用サイトの説明画像