良質な映画は新しい視点や発見を与えてくれたり、人生の指針になったりします。本記事では、大学生の皆さんにぜひ見てほしい15本の映画を紹介します。大学生活やこれからのキャリア、歴史、そして人生の真理に迫る作品ばかり。勉強の息抜きに、あるいは休日のおともに、これらの名作をぜひチェックしてみてください。
大学が舞台の映画
1 『何者』(2016):就活に悩む大学生たちの姿
就職活動に直面する大学生たちの葛藤と成長を描いた本作は、現代の若者の不安と希望を鮮明に映し出します。主人公たちのSNSでの自己演出と現実のギャップ、他人との比較による焦燥感など、多くの大学生が共感できる要素が散りばめられています。就活を通じて「自分とは何者なのか」を問い続ける姿は、自己発見の旅そのもの。やや後味の悪めな結末も含めて、この映画はキャリアだけでなく、人生の方向性を模索するすべての大学生に示唆を与えてくれるはずです。
2 『僕たちは世界を変えることができない。But we wanna build a school in Cambodia.』(2011):大学生のボランティア活動
カンボジアに学校を建てようと奮闘する大学生たちの実話を基にした、若者の情熱と行動力の素晴らしさを伝えてくれる映画です。理想と現実のギャップ、資金調達の困難など、さまざまな壁にぶつかりながらも諦めない姿勢が胸を打ちます。「世界を変えることはできない」と思いつつも、小さな一歩を踏み出す勇気の大切さを教えてくれる本作は、社会貢献に興味を持つ大学生必見の映画です。
3 『きっと、うまくいく』(2009):インドの工科大学を舞台にした友情と成長
インドのトップエリート校を舞台に、学業至上主義に疑問を投げかける物語です。主人公ランチョーの「学ぶことの本質」を追求する姿勢は、大学での学びの意味を考えさせられます。友情、恋愛、そして将来への不安など、大学生ならではの悩みと喜びが詰まった、笑いあり涙ありの感動作。インド映画特有のミュージカルシーンや、最後は怒涛の勢いで乗り切るシーンなど、暗い展開も吹き飛ばすパワーを持っている名作です。
起業・社会人がテーマの映画
1 『スティーブ・ジョブズ』(2015):革新的な起業家の生き方
アップル社の共同創業者であるスティーブ・ジョブズの波乱万丈の人生を描いた本作は、革新的なビジョンと複雑な人間性を持つ天才の姿を鮮明に映し出します。製品発表会の裏側を通して、ジョブズの執念と創造性、そして人間関係の苦悩が描かれます。技術と芸術の融合を追求し、常に前進し続けたジョブズの生き方は、自分の道を切り開こうとする大学生に大きな刺激を与えてくれるでしょう。
2 『ソーシャル・ネットワーク』(2010):Facebookの誕生と成長
Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグの大学時代から巨大企業へ至るまでの成長を描いた、現代のテクノロジー革命の一端が垣間見える作品です。天才プログラマーの野心、友の裏切り、知的財産権を巡る争いなど、ビジネスの世界の厳しさと魅力が凝縮されています。大学発のアイデアが世界を変える可能性を示す一方で、成功の代償についても考えさせられる、起業を志す学生必見の作品です。
3 『マネーボール』(2011):データ分析がビジネスを変える
野球界の常識を覆し、データ分析を駆使して弱小チームを強豪に変えた実話に基づいた本作は、革新的思考の重要性を教えてくれます。主人公ビリー・ビーンが直面する抵抗と挑戦は、新しいアイデアを実現しようとするすべての人に共通するもの。既存の価値観にとらわれずデータと論理的思考で問題解決に挑む姿勢は、ビジネスだけでなく学問の世界でも大切です。この映画は、従来の常識に疑問を持ち、新しい方法を模索する勇気を与えてくれます。
4 『マイ・インターン』(2015):世代を超えた職場の絆
若手女性CEOと、40歳年上のインターン生との交流を描いたこの作品は、世代間ギャップと相互理解の大切さを教えてくれます。経験豊富な高齢者と革新的な若者が互いの長所を認め合い、協力していく過程は心が温まります。職場での人間関係や、仕事と私生活のバランスなど、社会人になる前に考えておくべき問題にも触れているのも特徴。年齢や経験にかかわらず、互いに学び合える関係の素晴らしさを感じられる、キャリアを考える学生におすすめの作品です。
歴史的なできごとが学べる映画
1 『永遠の0』(2013):太平洋戦争と家族の絆
太平洋戦争の時代を生きた一人の男性の生涯を、主人公の孫が訪ね歩きながら明らかにしていく本作。戦争の残酷さと、平和の尊さを強く訴えかけてきます。主人公が抱えていた「生きて帰る」という信念と、それでも国のために散った矛盾に満ちた運命からは、戦争の無常さを考えさせられます。過去の歴史を知り、平和な現代に生きる私たちの責任について深く考えさせられる作品です。
2 『英国王のスピーチ』(2010):第二次世界大戦前夜の英国王室
吃音に悩む英国王ジョージ6世が、スピーチセラピストの助けを借りて症状を克服していく姿を描いた実話ベースの作品。「指導者」としての重圧と、それを乗り越えようとする人間的な努力が胸を打ちます。コミュニケーションの力、信頼関係の大切さ、そして自己の限界に立ち向かう勇気について考えさせられる作品です。
3 『シンドラーのリスト』(1993):ナチス時代のユダヤ人救済
ナチス占領下のポーランドで、ユダヤ人労働者を救ったドイツ人実業家オスカー・シンドラーの実話に基づいた作品。人間の残虐性と崇高さが対比的に描かれ、観る者の心に深い感動と衝撃を与えます。一人の人間の勇気ある行動が多くの命を救う可能性を示す一方で、非人道的な状況下で「正義」のあり方を考える難しさも問いかけてきます。歴史の教訓を学び、現代社会における人権や倫理について深く考えさせられる、必見の名作です。
一度は観ておくべき名作映画
1 『インターステラー』(2014):宇宙と人類の未来
地球の危機に直面した人類が、居住可能な惑星を求めて宇宙空間に飛び出す壮大なSF作品。相対性理論や、高次元、ブラックホールなど難解な宇宙物理学の概念をビジュアル化した本作は、科学への興味を掻き立てます。同時に、家族愛や人類愛といった普遍的なテーマも深く描かれており、科学と人間性の調和について考えさせられる、知的好奇心旺盛な学生必見の作品です。
2 『グレイテスト・ショーマン』(2017):夢の追求と多様性の尊重
19世紀のアメリカで、サーカス興行を成功させたP.T.バーナムの人生を描いたミュージカル映画です。社会的偏見や差別と闘いながら自分の夢を追いかける登場人物たちの姿は、多様性の尊重と自己実現の大切さを教えてくれます。挫折を乗り越え仲間と成長していく過程は、将来に向けて奮闘する大学生に勇気と希望を与えてくれるでしょう。
3 『アバウト・タイム 愛おしい時間について』(2013):時間の大切さと人生の選択
時間を遡る能力を持つ主人公が、人生の幸せを追求する姿を描いたラブストーリー。ファンタジーとも捉えられる設定ですが、日常の何気ない瞬間の尊さや、人生の選択の重要性を深く考えさせられます。失敗をやり直せたら、という誰もが抱く願望を通して、現在という瞬間を大切に生きることの意味を教えてくれます。恋愛、家族、キャリアなど、人生のさまざまな側面に触れるこの作品は、将来を考え始める大学生にとって、心に響くメッセージを届けてくれるでしょう。
4 『レ・ミゼラブル』(2012):社会正義と人間の尊厳
ヴィクトル・ユーゴーの不朽の名作を映画化したミュージカル映画。19世紀フランスを舞台に、元囚人ジャン・バルジャンの物語を軸に、愛、正義、革命といった普遍的テーマが歌と共に展開されます。法と道徳の狭間で苦悩する主人公の姿は、正義とは何かを深く考えさせられます。社会の不平等や、個人の尊厳について鋭い問いを投げかけるこの作品は、すべての学生に見てほしい名作です。
5 『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997):戦争の悲惨さと愛の力
ナチスの強制収容所を舞台に、ユダヤ人の父親が息子を守るために繰り広げる愛の物語。戦争の残酷さを描きながらも、ユーモアと愛情で息子を守ろうとする父親の姿に、人間の強さと優しさを感じます。究極の状況下でも希望を失わず、想像力と愛情で現実を乗り越えようとする主人公の姿勢は、困難な状況に直面したときの精神の保ち方・物事への向き合い方を教えてくれます。平和の尊さと、家族愛の力を深く考えさせられる、心に刻まれる名作です。
まとめ
本記事で紹介した15本の映画は、それぞれが皆さんに何かしらの発見を与えてくれるはずです。大学生活や就活の悩み、起業家の苦労、歴史から学ぶこと、人生の真理まで、幅広いテーマを通じてきっと新しい発見があるでしょう。これらの作品を見ることで自分自身への理解を深めたり、物事を多角的に見る力を養ったり、さまざまな価値観に触れたりできます。映画は楽しむだけじゃない、人生の教科書にもなるのです。
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