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「あるある」から学べ!就活がうまくいかない人の5つの特徴


5~6月になると就職活動が本格化し、日々、面接対策やES(エントリーシート)の作成に追われている就活生が多いと思います。そんな中でも、「すでに内々定が複数ある」という就活生もいれば、「面接どころかESすらなかなか通過できない」という就活生もいるでしょう。ESや面接が通過できないと自信を失い、負のループに飲み込まれてしまうかもしれません。

しかし、就活がうまくいかない人には共通点が存在します。そこで今回は、「就活あるある」から、就活がうまくいかない人の特徴と対策、そして反対に就活がうまくいっている人がしていることをご紹介します。この記事を読めば、就活で落ち続けている人が今後、何を改善していくべきかが分かります。ぜひ最後までご覧ください。

「就活あるある」とは?

就活生が思わず共感してしまう、就職活動を通じて経験した「あるあるネタ」のことを「就活あるある」と言います。具体的には、以下のようなことが挙げられます。

  • グループディスカッションではとりあえず書記かタイムキーパーを希望する
  • 自己分析の沼にはまる
  • 慣れてくると面接中に合否が分かるようになる
  • 集団面接でハイスペックな人と同じグループになると萎える
  • すごい質問をする人がいる

どこかは共感できる部分があるかと思います。このように、失敗続きの中で自分が感じている焦りや劣等感は、実は大半の就活生が同じように抱えています。なので、就活がうまく行っていない人も、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と考え、落ち込みすぎないようにしましょう。

とくに就活を始めたてでやり方も分からないまま進めている場合、失敗続きなのは当たり前です。そういった「就活あるある」から失敗例を学び、同じミスをしないということを心がけてレベルアップしていきましょう。

就活がうまくいかない人の5つの特徴と対策

ここからは、就活がうまくいかない人の5つの特徴とその対策をご紹介します。

緊張して面接で本領発揮できない

就活がうまくいかない人に多い特徴の一つは、緊張して本領を発揮できないことです。アルバイトの面接とは異なり、就職活動では自身の経験や入社後のキャリアプランなど、これまでの学生時代では聞かれることがほぼなかった難易度の高い質問をされます。さらに、人事部長や取締役といった立場が上の人と対面することになるので、緊張でうまく話せない人が多くいます。

せっかくの自身を売り込む機会なのに、緊張で本領発揮できないのは非常にもったいないですよね。心当たりがある人は、ぜひ以下の対策を参考にしてみてください。

対策①:模擬面接で練習する

事前に面接の練習をせずに本番を迎え、緊張するのは当たり前です。そのため、家族、友人、ゼミの先輩、教授など、頼れる周囲の人に模擬面接をお願いしましょう。模擬面接を行ううえで注意すべきポイントは、以下の2点です。

・事前にどこを見て欲しいのか伝える

回答内容や表情、目線など、事前に見てほしいポイントを伝えるようにしてください。自分の弱点が分からない場合は、それも伝えましょう。

・フィードバックが甘くならないようお願いする

本番の面接官は、その企業に勤める社員です。企業の利益のため、会社にとって戦力となる人材を真剣に見定めようとします。模擬面接においても、本番を想定してフィードバックが甘くならないように伝えましょう。特に友人や家族は甘めなフィートバックを返しがちなので、「厳しい意見のほうが自分のためになる」と伝えておくことが大切です。

対策②:準備を万全にする

当たり前のことですが、準備を怠ってはいけません。ここで言う準備とは、質問に対する回答、企業研究、自己分析などです。面接一つ取っても、聞かれやすい質問は傾向としてあるため、あらかじめ準備を行うことが有効です。そうすれば、当日は「何を聞かれても答えられる」という自信につながり、ハキハキと話すことができます。

対策③:場数を踏む

普段から緊張しやすい人は、とにかく場数を踏んで慣れることを意識しましょう。模擬面接はもちろん、志望業界以外の企業にもエントリーするなど、とにかく面接を受ける回数を増やすのが得策です。そのようにして緊張に対する耐性を作っておけば、面接中に心のゆとりが生まれ、多少の想定外があっても動じない精神力を得られるはずです。

最低限のマナーがなっていない

就活がうまくいかない人の特徴として、「最低限のマナーがなっていない」ことも多くあります。とくに初対面でコミュニケーションを取る面接のような場では、相手に持たれる第一印象が非常に重要。どんなに内面が優れていても、身なりや言動が悪ければそれだけでマイナスな印象を与え、損をしてしまいます。

「面接の開始時間をきちんと守る」「身だしなみを整える」といったことから基本的なビジネスマナーまで、就活生としての最低限のマナーを守り、相手に与える印象の向上に努めましょう。

対策①:身だしなみを整える

まずは身だしなみを整えましょう。面接官は「あなたと一緒に働きたいか」を見ています。髪はボサボサ、スーツもシワだらけ、靴も汚れている……といった外見の人と、一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。そのような見た目の人を、客先へ連れていくのも避けたいはずです。

おしゃれに着飾る必要はありませんが、相手に不快感を与えない最低限の清潔感は求められます。髪の毛がだらしなく伸びきっていないか、スーツやシャツにシワが寄っていないか、体臭はケアできているかなどをチェックし、相手に不快感を与えないことが重要です。

対策②:基本的なビジネスマナーを勉強する

「ビジネスマナーは社会人になってから勉強するもの」と思われるかもしれませんが、就活生のうちから身に付けることをおすすめします。入退室時の所作や身だしなみなどは当然のこと、面接中の言葉遣いや話し方も相手に与える印象が大きい重要なポイントです。友人相手にするフランクな物言いが出てしまう人や、相手が話している途中に割り込んでしまう癖がある人は、早急に改善する意識を持ちましょう。

こうしたビジネスマナーは、セミナーや本で学習できます。大学のキャリアセンターなどでも相談に乗ってくれるので、ぜひ活用してみましょう。

対策③:表情が明るくなるよう心がける

面接時は、とにかく明るい表情を心がけましょう。性別を問わず、愛嬌というのは社会に出てからも必須です。真面目に聞いているつもりでも、真顔での受け答えは「怒っている」「無関心に見える」といったマイナスな印象を与えてしまうため、表情をしっかりと作れるように練習しましょう。

  • 上の歯をしっかりと見せる
  • 口角を上げる
  • 目を細め目尻を下げる

以上の3点を意識するだけで、簡単に笑顔を作ることができます。とくに営業職を希望する人は、笑顔でハキハキと話すことを意識しましょう。

自己分析が甘い

就職活動は、自分の売り込みです。その自分が持つ価値を相手にしっかり伝えられていないなら、面接がうまくいかないのも当然です。自分の価値がどこにあり、それが企業に対してどう魅力的に映るかをはっきりさせるために、自己分析が必要なのです。

自己分析ができていれば、企業が求める人物像に対し、自分の強みを正しくアピールできるようになります。自分の売り込みが不十分だと感じる場合は、十分に時間を取って分析することをおすすめします。

対策①:自己分析を見直す

自己分析が甘いと、面接官の深い質問に答えられません。そういった場合は、自己分析を見直しましょう。自己分析で出した一つのエピソードに対し、「そう感じた」「そう思った」のはなぜか、という掘り下げを5回以上行ってみてください。自分の中には何かしらの動機や価値観があり、それをバックボーンに行動しているはず。その「なぜなら」が、あなたの本質的な価値や原動力です。

それらを元に、なぜその企業や業界に興味があるのか」「自分の強みがどう会社に好影響を与えるのか」を考えていくと、筋の通った回答を出せるでしょう。

対策②:他己分析をしてみる

他己分析を通して、自分のことを他人に客観的に分析してもらいましょう。他己分析では、自分で気がつかない強みを知ることができます。また、客観的に見た自分の短所も知ることができ、改善に活かすことが可能です。客観的な強みを発見できれば、自己PRの信憑性が格段に増します。

企業研究が足りない

就活において企業研究をする目的は、入社後に「社風や業務内容が合わずに苦痛」「仕事に取り組むモチベーションが湧かない」といったミスマッチを避けるためです。また面接では志望動機や、入社後のキャリアプランが何度も問われます。時間をかけて取り組んだ自己分析の成果を元に、あなたの理想をその企業でどう作り上げられるかを考えてみましょう。企業の方向性とあなたの将来像が近いほど、企業はあなたと一緒に仕事がしたいと感じることでしょう。

対策①:業界研究からやり直して視野をリセットする

まずはあらためて就活の軸を確認し、企業研究をやり直しましょう。就職活動を続けていると、「とにかく大企業に入りたい」「採用されればどの会社でも良い」という思いが強くなるケースがあります。しかし、そうした姿勢では企業に採用されません。

うまくいかない人は、一度志望する業界全体の研究からやり直し、新しい視点で就活をリスタートするのも一つの手です。

対策②:先輩や知人からどんな企業を受けていたかヒアリングする

直近まで就活をしていた先輩や知人から、どんな企業を受けていたかヒアリングしてみましょう。どの企業を志望するかによって、ESや面接の傾向が大きく異なります。そのため、自分の志望する業界に採用された先輩や知人がいないかを確認し、いた場合はどういった企業を受けていたかをヒアリングすることが重要です。そういった情報から、過去に聞かれた質問や企業の就活における傾向を探れます

対策③:就活エージェントに登録する

どうしても独力でうまくいかない人は、就活エージェントを利用しましょう。就活エージェントは、あなた専任のキャリアコンサルタントが就職活動のあらゆる場面を支援してくれるサービスです。模擬面接を行ったり、あなたに合った業界を紹介してくれたりするので、一人で就活がうまくいかない人におすすめです。無料のサービスもあるので、気になる人は就活エージェントを探してみましょう。

就活がうまくいく人がやっていること

受かった/落ちた原因を分析している

落ちたときだけでなく、受かったときも理由を分析しましょう。「表情が硬かった」「緊張してうまく話せなかった」「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)が面接官に刺さらなかった」など、落ちた面接については就活生の大半が原因を分析します。しかし、面接が通ったときに「どこが良かったのか」を考える就活生は多くありません。就活がうまくいく人は、面接ごとに良かった点と悪かった点を再考し、次回の面接につなげていますうまくいかない人は、通過した面接のどこが良かったのかを考える癖を付けましょう。

メモを取る習慣がある

就活がうまくいく人は、傾向としてメモを取る習慣があります。就職活動では企業説明会、インターンシップ、OB・OG訪問など、社会人と接する機会が増えます。社会人の方と話していると口頭で貴重な情報を伝えられる機会が多々あるため、しっかりとメモを取る習慣がある人は情報を聞き漏らすことがありません。メモがあれば後から見直すこともでき、忘れてしまう心配も少ないでしょう。就活を有利にする情報を逃さないことが、うまくいくためのポイントです。

スケジュール管理ができている

就活がうまくいく人は、スケジュール管理が上手です。就職活動は各企業のES作成や面接、企業説明会・インターンシップへの参加など、することが山のようにあります。とくにESや企業のエントリーは〆切が設けられており、そこを逃すと応募すらできません。就活がうまくいく人はそうした事態を防ぐため、スケジュール帳やTo Do リストを活用し、計画的に行動しています。

踏んでいる場数が多い

面接で好印象を残せる人は、面接の場数を多く踏んでいます。どんなに人前で話すことが得意な人でも初めての面接は緊張しますし、うまく話せないこともあるでしょう。緊張しやすい人はなおさらです。そうしたプレッシャーがかかる状況で最大限力を発揮するには、とにかく面接の場数を踏むしかありません模擬面接で練習することも効果的ですが、実際の面接回数を増やし、慣れることが一番です。

就活の軸を明確化できている

就活の軸を明確化できている人は、就活で良い結果を手にしやすいでしょう。面接でも、「私にはこれまでの経験から○○という軸があり、これに当てはまるのは御社だと考えます」と自信を持って話せます。軸をしっかりと持っている就活生は入社後の離職率も低く、やりがいを持って仕事に取り組めることから面接官に評価されやすいと言えます。

ビジョンや想いを具体化できている

ビジョンや想いが具体化されていると、面接で入社後のキャリアプランや志望動機を問われても自信を持って答えられます。面接官は、軸が明確化されている就活生や、「入社後に○○をしたい」というビジョンを具体的に持っている就活生を求めています。なぜなら、そういった就活生は入社後もやりがいを持って、長く働く傾向があるためです。「自分は入社後に何がしたいのか」を重点的に考えることで、面接の通過率も上がります。

まとめ

今回は、就活がうまくいかない人とうまくいっている人の特徴、就活を成功させるための改善策についてご紹介しました。就活生が就職活動において悩むポイントは大半が共通しているため、「あるある」からたくさんのことが学べます。現状で就活がうまくいっていない人は、順調に進んでいる人がしていることや自分との違いを知り、これからの活動に活かしましょう。

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