会社説明会で聞きたい、よくある質問例5選


会社説明会に参加すると、ほとんどの場合、質疑応答の時間が用意されていますよね。しかし「質問したほうがいいのは分かっているけど、やり方・聞くべきことが分からない」という方はたくさんいらっしゃいます。

そこでこの記事では、会社説明会での質問の仕方から具体的な質問例、質問時のマナーまでをまとめてご紹介します。

説明会で質問するメリット

1.企業理解を深められる

その企業で働いている社員に直接質問できるので、ネットには無い掘り下げた情報や、実際の企業の雰囲気・社風などを把握できます働く社員の生の声を聞ける機会は、インターンやOB訪問をしない限りほとんどありません。

また、採用サイトなどに掲載されている企業情報は、どうしてもよい面に偏りがちです。会社説明会で質問することは、あなたのイメージする会社と実際のギャップを埋める絶好の機会になります。

2.質問への対応が企業選びの参考になる

質問への対応・回答方法は企業によってさまざまなので、それ自体が企業選びの参考になります。

例えば、説明会で人事の方に営業部署の業務内容を質問した場合。もし具体的な回答をもらえたなら、日頃から部署同士の連携ができており、風通しのよい企業だと判断できます

また「残業時間が多い」「有給休暇の取得率が低い」などのネガティブな回答もはっきりとできる企業は、ネガティブ面を上回るプラス要素があると考えられます。例えば高給であったり、やりがいがある仕事であったりするでしょう。

3.採用担当者の印象に残る場合がある

説明会を担当しているのは基本的に人事・採用担当者なので、面接官として再び会う可能性があります。鋭い質問をすれば、顔と名前を覚えられることも。

特に30人以下の小規模の説明会では、人事と距離も近いので、印象に残る可能性は高いです。

質問しなくても、選考に影響は無い

質問をすること自体が、採用選考に直接影響を与えることは基本的にありませんただし例外として、規模の小さい会社説明会では、人事との距離が近く顔を覚えられやすいので、今後の選考に影響する可能性があります。

鋭い質問をすればよい印象を与えられる一方、調べれば分かるような質問をして悪印象を与えないように注意が必要です。

説明会で聞きたい質問例5選【例文付き】

説明会で聞いておきたいこと5選

質問をしたほうがいいと分かってはいても、何を聞いたらいいか、こんな質問をしても大丈夫かなど、心配事は尽きないですよね。

説明会で行われる定番質問は、以下の5つに分類できます。例文付きで紹介しているので、質問が浮かばない方はぜひ参考にしてください。

  1. 事業内容、サービス・商品
  2. 業務内容
  3. 雰囲気や企業風土、社風
  4. キャリアパス
  5. 福利厚生・制度

1.事業内容、サービス・商品

Q1,少子高齢化が進み、若年層のユーザーが減少していくことを見据えて、どのような対策を検討されていますか?

Q2,御社のサービス(製品)の強みは○○や▲▲だと認識しておりますが、それ以外にはどういった点が競合優位性だと考えられているか教えていただけますと幸いです。

Q3,現在御社の注力事業は○○ですが、全社として今後力を入れていく領域について教えていただけますでしょうか?

サービスや事業内容を最も熟知しているのは、実際に働く社員の方々です。質問を通じて、その企業の強みや市場を正しく理解できます特にBtoB企業の場合、就活生にはなじみのない事業も多いので、積極的に質問しましょう。

また「自分は○○と認識していますが~」のように、自身の意見を踏まえつつ質問すると、自身の仮説が正しいかどうかも確認できます。

2.業務内容

Q4,コンサルティング営業が売り上げの軸になっていますが、営業ではお客さまのニーズをどのように引き出されているか、ご教示いただけますと幸いです。

Q5,仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?

Q6,主な仕事内容と1日のスケジュールを教えていただけますか?

採用サイトで業務内容が紹介されていることがありますが、一部の部署情報だけなど、ネットのみで具体的な業務を把握するのは困難です。自分のイメージしていた業務内容と乖離がないかを確認し、ギャップを埋めておきましょう。

3.雰囲気や企業風土、社風

Q7,入社前と入社後で、ギャップを感じた点はありましたか?

Q8,上司・同僚・後輩とはどんな関係性ですか? それぞれご教示いただけますと幸いです。

Q9,実際に入社されて感じた、特徴的な社風があれば教えていただけますでしょうか?

社内の雰囲気や同僚との関係性は、ネット上で調べることが難しい一方、働きやすさを左右する重要な要素です。今その企業で働いている社員に直接聞くことで、社風が自分に合っているかどうかの判断材料ができます。

4.キャリアパス

Q10,先輩社員の紹介ページで、「最年少で営業部のリーダーに抜てきされた方」を拝見しました。どのような経緯でリーダー職になられたのかをご教示いただけますか?

Q11,お仕事をしていて一番成長したと感じる点は何ですか?

Q12,数値化された評価制度など、明確な評価基準がございましたらご教示いただけますと幸いです。

就活における成功とは”内定を取ること”と捉えられがちですが、本当の成功とは、キャリアプランを実現できる企業に入社することです。

「20代の間に目標の役職に就けるか」「結婚・出産後に職場復帰できるのか」など、自分のキャリアプランを描いていける環境なのかを確認しましょう。

5.福利厚生・制度

Q13,転勤はありますか?

Q14,会社内で、部署の垣根を越えて交流する活動はありますか?

Q15,資格取得の支援制度はありますか?

働き方・キャリアプランが多様化した今、キャリア形成を支援する制度の有無は気になりますよね。「テレワークの浸透率」「資格支援制度の有無」など、気になる点は質問しましょう。

ただし企業によっては「仕事ではなく制度面しか見ていない」と捉えられる可能性があるので、質問した背景も併せて説明するのがおすすめです。

踏み込んだ質問はOB・OG訪問で

会社説明会では、答えられない質問内容もあります。例えば離職率に関係する要素などです踏み込んだ質問は、OB・OG訪問などで聞いておくとよいでしょう。

  • 入社後3年の定着率
  • 定着率が高いor低い理由 etc..

質問の仕方・聞き方のマナー

1.大学名・名前を名乗る

最低限のマナーとして、まず初めに学校名・名前を伝えましょう。自己PRの場ではないので、学部名やそれ以上の自己紹介は必要ありません。

2.前置きが無い、端的な質問をする

質問内容がまとまっていなかったり、前置きが長過ぎたりすると、何を質問したいのかが伝わりづらくなります。質問は10秒以内を目安に行いましょう。

端的で分かりやすい質問のコツは、「質問→理由」の順で話すことです。

3.具体的な質問をする

具体的な質問をすることで企業側も回答しやすくなり、自分が欲しい回答を確実に得られます。

例えば「部署間の風通しはいいですか」といった質問はNG。”風通し”のような抽象的な単語は避け、「部署同士で交流する機会はありますか」などと、具体的な単語を用いて質問しましょう。

4.調べて分かることは聞かない

「ビジョン・事業内容」など、調べればすぐに分かる話は避けましょう。「調べても分からなかった点を社員に直接質問できる」というメリットを、まったく活かせていないためです。

インターネットを見て完結する内容なら、わざわざ質問を行う必要はありません。また、調べればすぐに分かる質問だと、企業は時間の無駄だと感じ、印象を損ねてしまう恐れがあります。

貴重な時間を割いていただいていることを認識し、インターネットに掲載されている情報を事前に頭に入れた状態で、質問しましょう。

5.回答をいただいたお礼を言う

回答していただいたら、「ありがとうございました」とお礼を伝えましょう。会社説明会に限らず、OB訪問や面接、社会に出てからも大切なマナーなので、習慣づけておくとよいです。

Web(オンライン)説明会の場合、質問はどうする?

1.録画形式は質問できない場合が多い

最近ではWeb説明会も増えてきています。Web説明会には2種類あり、企業が事前に録画した映像を配信する「録画形式」と、企業がLIVE配信で説明を行う「LIVE形式」があります。

録画形式の場合はそもそも質問を受け付けていないケースが多いので、社員に直接話を聞きたい方は、OB・OG訪問などを活用しましょう。

2.LIVE形式なら質問できる

一方、LIVE形式の場合は、「チャット」「マイク」のどちらかで質問できることが多いです。

基本的にはチャット機能で受け付けるケースが多く、質問の受け付け開始からすぐに質問を送れば、回答をもらえる可能性が高まります。

先ほど紹介した質問例を参考にして、あらかじめ聞く内容を決めておきましょう。

まとめ

今回は会社説明会での質問の仕方・具体的な質問例などをご紹介しました。

説明会で質の高い質問ができれば有益な情報を得られますし、仮に期待していた情報を得られなくても、質問への対応を通じて企業分析ができる可能性もあります。就活でより企業の理解を深めたい方は、積極的に質問をしてみましょう。