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大学生のストレス解消法とメンタルヘルスの管理方法


大学生の4年間は、人生の中でも特にさまざまなことを経験する時期です。加えて精神的にまだまだ成熟していない時期でもあるため、学業や将来のこと、人間関係など、さまざまな不安やストレスにさらされるなどして思い悩んでしまうことも多いでしょう。

本記事では、大学生のストレス解消法とメンタルヘルスの管理方法について紹介します。大学生活をより充実したものにするために、ぜひ参考にしてみてください。

大学生のストレスになる原因

人間関係によるもの

大学生活では新しい人との出会いが多い反面、人間関係によるストレスを感じることも少なくありません。友人とのケンカや恋愛問題、サークルでのいざこざなどがその一例です。人間関係によるストレスは多くの大学生が経験するものであり、社会人になってからもつきまとう問題なので、大学生のうちに適切な対処方法を身につけておくことが望ましいと言えます。

学業でのプレッシャー

大学生活では、レベル高い授業や多くの課題、レポートをこなす必要があります。また、さまざまな形式で評価されるため、高評価を目指す上で、あるいは進学するための勉強をする上でプレッシャーを感じることも少なくありません。

就職活動の大変さ

大学生活の中でも大きな負担となり得る一大行事が、就職活動です。就活を始めるため、多くの学生は大学3年生から企業研究や面接対策、ES(エントリーシート)作成などに多くの時間やエネルギーを使うことになります。また、就活がうまくいかず就職先が見つからない場合には、将来への不安からストレスを感じることもあります。

経済的な事情

大学生活では、学費以外にも生活費、交際費、サークル活動費、その他さまざまな費用がかかります。一人暮らしの学生であれば、それらに加えて家賃や光熱費などもかかってきますので、仕送りのみでは足りないことも多いでしょう。実際、アルバイトで生計を立てている大学生も多くいます。そのアルバイトの業務内容がストレスの原因となることもあれば、「経済的に厳しいこと」そのものがストレスの原因となってしまうケースもあるようです。

漠然とした不安

卒業後にどのような進路を歩むかが不確定な大学生は、、将来に対して漠然とした不安を感じることも多くあります。そもそも社会人になること自体に不安を感じるケースも珍しくありません。

オンライン化による孤独感

コロナ禍の影響で、大学の授業やイベントのオンライン化が進みました。そのため、キャンパスでの交流や「新しい出会い」が減少し、孤独を感じやすくなっていることが近年の社会問題となっています。

最近では行動制限の緩和などによって、外出する機会やオフラインのイベントも増えては来ました。しかし、オンライン化は利便性の向上という側面も大きいため、完全に以前の生活スタイルに戻ったかというとそうではありません。現状はオンラインと対面を併用するケースが多く、孤独を感じやすい場面は今後も一定数あると言えるでしょう。

大学生のストレス解消法

1.睡眠の質を向上させる

睡眠不足は、大きなストレス要因の一つです。睡眠不足によって体調不良やメンタルの不調が引き起こされ、学業やアルバイトに支障をきたすこともあります。

睡眠はすべてを解決すると言っても過言ではありません。そのため、ストレス解消のためには睡眠の質を向上させることが大切です。具体的には、寝る前にスマートフォンやパソコンなどの電子機器を使用しないこと、寝室を暗く静かに保つこと、規則的な生活リズムをつくることなどが挙げられます。

2.運動やスポーツをする

運動は、ストレスを軽減する上で効果的な手段です。運動によってストレスホルモンの分泌が抑制され、心身ともにリフレッシュすることができます。また、血流が良くなると酸素や栄養素が全身に行き渡ります。そのため、脳への血流も増え、集中力や気力の向上につながることがあります。

ウォーキングやジョギング、ヨガなど、継続的に行える比較的手軽な運動もおすすめですし、サークルや部活動などのハードなスポーツでストレスを発散するのも良いでしょう。

3.マインドフルネスを実践する

マインドフルネスとは、今現在の状況に意識を向け、自身を客観的に捉えることができる状態を指す言葉です。マインドフルネスを実践しやすい取り組みとして、深呼吸や瞑想、ヨガなどが挙げられます。

例えばGoogleでは「Search Inside Yourself」などのマインドフルネスを取り入れたトレーニングプログラムを開発し、社員のストレス解消や生産性の向上に取り組んでいます。ある海外の有名大学ではマインドフルネスをテーマにした研究が進められているなど、科学的な面からもマインドフルネスへの注目度は年々高まっていると言えるでしょう。

4.趣味や好きなことに時間を使う

趣味や好きなことに時間を使うというのも、ストレス解消には有効です。好きなこと、つまり楽しいと感じることに時間を使えばリフレッシュできますし、取り組んでいる瞬間は夢中になっていることが多いでしょう。ストレスの原因であることへの意識が薄れる、または悩み自体を忘れてしまうといった点から、そもそもストレスを溜めないといった対策にもつながります。

5.友人と遊びや飲み会に行く

友人と一緒にいると、楽しい時間を過ごすことができ、ストレスを忘れることができます。新しい場所に行ったり新たな出会いがあったりすると、刺激を受け気分転換になります。また、友人と一緒にいることで心理的な安定感を得られるというのもメリットです。不特定多数と人と関わる中でストレスが蓄積していくのであれば、信頼関係がある友人と接し、ストレスを和らげましょう。

メンタルヘルスを安定させるための管理方法とコツ

周りの人とのコミュニケーションを増やす

人は社会性を持つ生き物です。身近な人や友人、家族など、自分にとって大切な人と積極的にコミュニケーションを取ることでメンタルヘルスは安定します。現状、人との関わりが少ない状況にあるならば、無理がない範囲で周りとの関わりを増やすと良いでしょう。

コミュニケーションにはさまざまな方法があります。例えば、直接会って話をする、電話で話をする、メッセージやSNSでやり取りするなどの中から自身やその人との関係性に合った方法を探してみましょう。

適度な運動とバランスの取れた食生活を意識する

運動やバランスの取れた食生活は身体の健康を維持するだけでなく、メンタルヘルスにも良い影響を与えます。逆に運動不足や不摂生、過剰な飲酒や栄養の偏りなどがあると、メンタルヘルスにも悪影響をもたらします。大学生に限らず、運動習慣や食生活はメンタルヘルス管理の基本ですので、「社会人に向けての準備」という点でも大学生の間に意識を高めましょう。

自己肯定感を高める

自己肯定感が低いと、小さなことが深刻な悩みにつながってしまったり、悩む頻度が多くなったりして、ストレスを感じやすい体質になってしまいます。日々のメンタルヘルスを安定させるには、自己肯定感をできる限り高い状態で維持することが鍵になります。

とはいえ、現状が自己肯定感の低い状態からいきなり高くするというのは、意識したとしてもなかなか難しいもの。まずは自分をしっかり褒めてあげること、そして自分ができることや良いところを見つけて肯定する機会を増やしていくことが大切です。「目標を立てて達成する」という繰り返しも、自己肯定感を高める手段として有効です。小さなことから実行し、成功体験を増やしていきましょう。

カウンセリングセンターを活用する

自身だけで対処しきれないストレスを感じてしまった場合には、カウンセリングセンターの活用をおすすめします。大学には、学生の心身の健康維持を目的としたカウンセリングセンターやカウンセリング室が設置されており、専門のカウンセラーによるアドバイスや支援を受けることができます。

カウンセリングと聞くと「そこまで深刻な精神状態ではないけど……」と感じてしまう学生も多いでしょう。しかし、現代社会ではストレスやメンタルヘルスの問題を抱える人が増えており、大学生も例外ではありません。令和の時代においては、カウンセリングを受けることに対する認識も変化してきています。以前は、カウンセリングを受けることにマイナスイメージがあったかもしれませんが、現在では、「自身のメンタルヘルスを守るために必要な行動」であると認識されています。

「ストレスを感じる場面が多い」「ストレスが溜まっていると感じる」「原因はわからないが精神的な不調がある」といった気配を感じたら、大学のカウンセリングセンターを活用しましょう。

まとめ

大学生活には学業や人間関係、将来の不安など、さまざまなストレス要因があるため、メンタルヘルスを悪化させないための対策や工夫が必要です。睡眠の質を向上させたり、運動やマインドフルネスを実践することでストレスは解消できます。また、家族や友人などとコミュニケーションを増やしたり、「できること」や「良いところ」を見つけて自己肯定感を高めたりすることも有効な手段と言えるでしょう。

充実した大学生活を送ることができるように、本記事で紹介したストレス解消法やメンタルヘルスの管理方法を参考にしてみてください。

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