24卒就活スケジュールを解説、今3年生のあなたがやることは?

大学3年生になり、就活を意識し始める人も多いのではないでしょうか。しかし、いつから活動を開始すればいいのか、また何から始めるべきなのかなど、戸惑う学生は少なくありません。この記事では、企業の採用活動方針や、学生の就活に対する取り組み方を踏まえながら、就活スケジュールを説明していきます。


就活スケジュールで押さえるべきポイント 

全体的に早期化していて年明けごろスタート

大学3年生の夏以降に内定直結型のインターンシップを行う企業や、就活ルールの翌年6月以前に本選考を実施し、早々に内定を出している企業もめずらしくありません。2022年卒業予定の大学生と大学院生の5月末時点での内々定率は50%を超えているともいわれています。

このことから逆算して考えると、多くの企業が年明けごろから選考をスタートしているということです。また一部企業では「通年採用」の浸透も進んでおり、大学3年生の4月からエントリー可能な企業も増加傾向にあります。就活ルールの「3月に会社説明会、6月に選考開始」はあくまで目安です。年明けから就活を始める心持ちで、いち早く情報収集に着手することが重要でしょう。

本格化は例年どおり2023年3月から

2021年11月に、政府は就職活動日程に関する関係省庁連絡会議を開き「2024年に卒業する学生の就活ルールについて、広報活動を3月以降、採用選考活動を6月以降、内定を10月以降とする現行日程を維持する」という方針を決定しました。従って、経団連の就活ルール上で2024年に卒業する学生が本格的に就職活動を開始するのは、2023年3月1日からとなります。

また、この日から企業採用情報や会社説明会情報が多数公開されるでしょう。同時に就活生は、企業エントリーや会社説明会、合同説明会参加といった活動を本格化していきます。

現行ルールでは2023年6月から内々定が出始める

会社説明会への参加や企業へのエントリー、エントリーシートの提出を経て、2023年6月1日から企業の本選考(Webテストや面接など)が解禁となります。そして本選考の通過者に対して随時内々定が出されていくというのが、現行ルール上での就職活動スケジュールの大まかな流れとなります。一方で、中小企業は一年中採用活動を行ったり、有名企業・大手企業の選考が終わってから選考が本格化したりするなど、企業によってさまざまなスケジュールが考えられます。

一般的な就活スケジュール

本選考前準備期間:〜10月

自己分析・企業研究をアップデート

選考が始める前に、これまでに行ってきた自己分析と企業研究をアップデートさせ続ける必要があります。自己分析や企業研究を一度で仕上げることは難しいでしょう。できるだけ早めに取りかかるようにして、満足するものに仕上げておくことがポイントです。いま一度、これらの分析や研究の方向性を確認するため、目的をおさらいしましょう。

自己分析は、自分の価値観・性格・強み・弱みなどを他人へ分かりやすく伝えられるようにするために行います。自己理解はもちろん重要ですが、アウトプットを前提として企業の求める人材にマッチする結果になっているかどうかをしっかり確認するようにしましょう。

企業研究は、自分の志向に合う企業と出会い、マッチするかどうかを見極めるために、企業への理解を深めることを目的としています。さらに志望する企業の同業界での位置づけや他社との違いを知ることで、面接でよく問われる「同業他社ではなく、なぜ御社を志望するのか」について、自分なりの志望動機を伝えられるようにしておきましょう。

インターンシップに参加しよう

一般的にサマーインターンは、大学3年生の7~9月ごろに実施されます。期間は短いもので1日、長いもので数カ月に及ぶものまであります。インターンシップに参加するメリットは下記に示すように多くあります。

インターンシップに参加するメリット

  1. 参加にあたりエントリーシートの提出や面接をすることで、本選考の練習ができること
  2. 気になっている企業の仕事を体験することで、インターネットや本以上の情報が得られること
  3. 理解を深めることで自己分析や企業分析のアップデートができること
  4. インターンシップ中の体験を本選考のエピソードとして話せるようになること
  5. 他大学の参加者と交流することで、企業や就活に関する知見が広がること
  6. 企業によっては直接内々定につながることや、本選考での優遇が見込めること

このようにさまざまなメリットがあります。デメリットを挙げるとすれば、ものによっては1カ月以上の長い時間をインターシップに費やす場合があることです。しかし、1日~2週間ほどで終了するものもあるため、多くの企業でインターンシップに挑戦したい人はそちらに参加するとよいでしょう。

本選考開始:10月〜

経団連非加盟企業が徐々にエントリー受け付けスタート

経団連に加盟していない企業については、10月ごろから徐々に選考を開始しています。特に外資系企業やマスコミ系企業、ベンチャー企業などがこれに当たります。志望する企業の採用活動スケジュールは、企業のWebサイトや大手就職情報サイトで確認するようにしましょう。多くの場合、エントリーの受け付けも同様のWebサイトを通じて実施しています。

企業の説明会に参加して志望企業を見定める

興味のある企業の会社説明会は、積極的に参加するようにしましょう。こちらも企業のWebサイトなどから説明会の日程を確認できます。事前に自分が知りたいことをリストアップしてまとめておくと、能動的に話を聞くことができ、記憶に残りやすくなります。さらに場合によっては、この時点で選考に関して面倒を見てくれるリクルーターを紹介されることもあります。

個別説明会のほかにも、大手就職情報サイトや大学などが運営する合同説明会に参加して情報収集することもできます。ただし目的がなく参加すると、多くの企業に目移りするだけの時間を過ごしてしまうことがあるので、何のために参加するのかを明確にしておきましょう。

エントリーシートの提出

さて、いよいよエントリーシート(ES)の提出です。企業ごとにESの体裁は異なりますが、主に「自己PR」「学生時代に力を入れたこと(通称:ガクチカ)」「志望動機」が問われます。これまでの自己分析や企業研究、インターンシップの経験などを踏まえて作成しましょう。また、ESに記載されていることを中心に面接が行われることがあるので、面接を想定して自分が話しやすい構成や、相手に分かりやすく伝わる構成を考えるとよいでしょう。

Webテストの実施

ESの提出と同時期にWebテストが実施されます。Webテストとは、多くの企業で選考フローに組み込まれているテストです。就活生を面接可能な人数まで絞り込むことや基礎能力を測ることを目的としています。Webテストは企業が独自に作成しているわけではなく、いくつかあるWebテストの中から選考で使用するものを決める方法が主流となっています。

例えば、SPI、玉手箱、GAB、TG-WEBなどがWebテストとして使われています。さらに合格基準も企業によって異なり、一部企業では比較的高い基準を設けていることもあります。従って直前で慌てないためにも、志望する企業がどのWebテスト形式を採用しているか確認して、適切に対策する必要があるでしょう。

徐々に面接スタート

ESやWebテストの選考に通過すると面接がスタートします。先述のとおり、面接ではESの内容を面接官との対話によって深掘りして、自身をアピールしていきます。個人面接や集団面接、ケース面接、グループディスカッション(GD)などの種類があり、それぞれの面接で評価されるポイントも異なります。就職情報サイトや同期の就活生、OB・OGから情報収集をして、志望する企業の面接がどのような流れで進んでいくのかを必ずチェックしましょう。

本選考本格化:3月〜

経団連加盟企業がエントリー受け付けスタート

2023年3月1日から経団連加盟企業のエントリーの受け付けがスタートします。エントリーは「企業に興味がある」ことを示すもので、応募ではありません。主に企業のWebサイトや大手就職情報サイトからエントリーを受け付けています。エントリーすることで企業から説明会の開催や、ESの提出期限などに関する選考情報が届くでしょう。

その後は、説明会への応募、ESの提出、Webテストの受験と選考が進んでいきます。多くの企業に応募しているとその分、提出する選考書類や受験するテストの回数は増えていきます。それぞれの企業に合った志望動機などを考える必要があるので、計画的に応募するようにしましょう。

選考・面接の本格化

書類選考やWebテストを通過すると、面接へ進みます。面接は複数回実施されることが多く、一次選考から内々定までの平均選考回数は2.5回といわれています。大企業の場合、実務担当者による一次面接、役職者による二次面接、役員による最終面接など、段階的に複数の面接を求められることがありますが、中小企業であれば面接は1回のみとするケースもあります。さらに、面接の方式も個人面接、集団面接、GDなどがあり、アピール方法を適宜変える必要があります。志望する企業の面接スタイルを事前に確認し対策をしておきましょう。

内々定:1月〜6月以降

結果通知

最終面接が終わると結果を待つのみとなります。一般的に面接当日~1週間ほどで通知されることが多いようです。通知の方法としては電話やメール、選考者用Webサイトなどが用いられます。また、企業によっては通知する期限を告知していることがあるため、確認を怠らないようにしましょう。結果通知を待つ間は不安になることもあるでしょうが、もし他社の選考が残っているのなら、そちらの対策に集中しましょう。

経団連非加盟企業は3月ごろには結果が出ている

先述のとおり、新卒の採用活動スケジュールは全体として前倒し傾向にあり、22卒就活生の場合、5月末時点で50%以上が平均2社の内々定を保有しています。3月時点で内定・内々定を出す企業も多く、志望する企業の動向は常にチェックし、早め早めの行動を心がけるようにしましょう。

経団連加盟企業は6月以降になることも

経団連加盟企業の中でも、3月中に面接を行う企業もあれば、きっちり6月から面接を始める企業もあります。後者であれば当然それ以降に結果が通知されます。さらに公務員などを志望している場合は、面接に加えて公務員試験を受験する必要があるため、内々定の通知は8~9月になる見込みです。

まとめ

この記事では、24卒の現在大学3年生向け就活スケジュールについて説明しました。

全体として就活のスケジュールは前倒しで、新卒の採用活動は早期から進行する傾向にあります。経団連非加盟企業では10月ごろより採用活動を始め、3月以前に内々定を出す企業もあります。

一方で、経団連加盟企業の多くは従来どおり3月より本格化していきます。

志望する企業によってスケジュールの立て方が変わるため、直前で慌てることのないように、就活生は余裕を持って行動することが求められます。