ゼミへの応募

失敗しないゼミの選び方!自己成長を最大化させるためのコツとは

大学生が自己成長するにあたって欠かせないのが「ゼミ(ゼミナール)」です。自分がどのゼミに入るかで、大学生活での成長度合いが大きく変化するため「ゼミの選び方」はとても重要になります。 そこで今回は、自己成長を最大化させるゼミの選び方と失敗しないコツについてまとめてみました。これからどんなゼミを探そうかと悩んでいる人や、大学で大きく成長したいと思っている人は、ぜひ参考にしてください。


ゼミ選びで失敗しないためには

ゼミは大学生活にとって重要なイベントであり、間違ったゼミ選びをすると後々後悔することになってしまいます。そのため、適当に選ぶのではなく、自身に合ったものを選択できるようにポイントを押さえておきましょう。ゼミ選びを成功させるためのポイントは、以下の4つです。

ゼミに入る理由を明確化する

1つ目はゼミに入る理由を明確化することです。ゼミによっては、自分の学びたいことを学べない、身につけたい能力を身につけられない可能性があります。ゼミ選びの際には、事前に「自分がどんな能力をゼミで伸ばしたいか」をしっかりと認識しておくことが大切です。

専門的な学問知識を身につけるため

通常の講義より専門的な知識を身につけることができるのがゼミの特徴です。ゼミでは、1年~2年で学ぶ教養科目よりも深く踏み込んだテーマを研究します。多角的な視点からテーマを深掘りするため、ゼミに入れば、専門性の高い分野について知識を深めることができます。ゼミで身につけた専門的な知識は、社会に出ても大きな武器となり得るので、他の人と差をつけることにもつながるでしょう。

専攻する業界の知識を身につけるため

ゼミでは、特定の分野に絞って研究するため、その分野の業界についても深く学べます。フィールドワークや学会では、その業界について学ぶほかの学生や、業界の第一人者と接することもあり、業界知識を身につける上でとても有効です。

グループワーク・ディスカッション力を身につけるため

ゼミは一人で受けるものではありません。ゼミを受けているメンバーと一緒に研究を深めるために、グループワークやディスカッションが頻繁に行われます。そのため、ゼミでほかの学生と研究を進めていくことで、グループワーク・ディスカッション力を身につけることができます。ゼミで培った「自分の意見を相手に伝える」「相手の意見をきちんと聞く」などの基本的な能力は就活で役立ち、社会人になってからも大きな武器となります。

プレゼン力を身につけるため

ゼミでは、教授に対して研究結果を発表する機会があります。いわば、プレゼンです。発表を成功させるためにはどうしたらいいのかと、考える機会が増えるでしょう。「相手に理解してもらうためには、どんな手順で話せばいいのか」「ていねいかつ分かりやすく伝えるには何が重要か」といったことを普段から考え、実行していく中で必然的にプレゼン力が向上していきます。

情熱を持てるテーマが学べるゼミを選ぶ

ゼミにおける研究内容は多種多様です。座学や文献調査をメインとしたゼミもあれば、実地へ赴いてのフィールドワークがメインのゼミもあります。理系学部においては、大企業と共同研究をするようなゼミも存在します。そんな中で、自己成長を最大化させるためには、自分がどんなテーマなら情熱を持てるかを把握しておくことが重要です。情熱がないと、どんなゼミに入っても自己成長は望めません。

最悪の場合、興味が湧かずにゼミを辞めてしまう可能性もあります。まずは、自分が何に対して情熱を持てるのか「自己分析」を行うことが大切です。そして、その情熱を持てるテーマに沿ったゼミを選びましょう。

ゼミの情報収集を怠らない

ゼミでは、教授の専門分野を軸に、研究やディスカッションを行っていきます。しかし、事前の下調べが足りなかったばかりに、思っていたものとは異なるまったく興味のないテーマを研究することになってしまったという話をよく聞きます。

そうならないためにも、ゼミの情報収集は怠らないこと。研究のテーマはもちろん、講義を行う教授についても情報を収集しておきましょう。ゼミの先輩から話を聞いたり、シラバスをしっかりと確認したりすれば、大きくズレることはありません。心配なら事前に教授と面談しておくことでミスマッチを防ぐことができます。

④担当教授の講義は1〜2年のうちから受講しておく

ゼミの研究内容は、担当教授の専門としている領域であることが一般的です。つまり、教授が普段講義で話している内容がゼミの研究の導入部分であるとも言えます。

大学入学当初から入りたいゼミを見つけるのは難しいと思いますが、大学生の大半はゼミに所属することを考慮した上で、できるだけ早いうちから興味のある研究内容を明確にしておきましょう。

講義に参加しておくことで教授の研究ジャンルに対する理解も深まりますし、逆にミスマッチである場合は早い段階で気づけるというメリットもあります。

⑤ゼミ卒業生の就職先を調べておく

ゼミの方針にもよりますが、学部内で人気のゼミは有名企業への就職率が高めといった傾向があります。というのも、大学の教授は特定分野における有数の専門家であるため、有名企業に対しての人脈があったり、研究分野に興味を持った企業と共同研究をしていたり、といったことがあります。

教授の推薦で有名企業へ就職しやすくなるケースだったり、共同研究をする中で企業の方々と知り合って就職活動において有利になったりと、メリットを享受できる可能性もあるため、どうしても就職したい企業がある場合は研究室の実績を見ておくのもポイントです。

自己成長を最大化させるコツ

ゼミで大きく自己成長するためには、所属するゼミを決めてからが本番です。一方的に教授の講義を聞くスタイルではなく、メンバーと議論を交わし、教授や外部の人間に発表する機会も増えていくため、どれだけ自発的に行動できたかが成否を分けることになります。最大限の成長ができるような立ち回りのために、意識しておくべきポイントを解説していきます。

先輩・教授をフル活用する

ゼミは大学3年生から参加することが多く、学部なら卒論を提出するまで、卒業が確定するまで在籍することになります。また、理系の場合は大学院生になってからも同じゼミに所属したままといったケースもあります。

つまり、同じゼミには自身がこれから遭遇すると予測できる課題を乗り越えた先輩が多数在籍しているということになります。大きな壁にぶつかってしまったときや、研究をスムーズに進める上でも、先輩はきっと助けになってくれるでしょう。もちろん、何でも助けを求めるのではなく、まずは自身でチャレンジすることを忘れずに。

また、教授はゼミで扱っているテーマの専門家です。必要なタイミングで適宜アドバイスを求めて、その豊富な知識・知見を参考にしましょう。先輩に比べてカジュアルにコミュニケーションをとることはなかなか難しいですが、心強い存在になってくれるのは間違いありません。

学会や企業コンテストに出場する

ゼミに参加していると、学会や企業コンテストに出場する機会が多くあります。日ごろの研究成果を外部に発表することで得られる経験値はとても大きく、気づけなかった強みや反省点を見つけられるため、自己成長のきっかけにもなります。

また、企業コンテストの場合、コンテストをきっかけに気になる企業と出合える可能性もあります。自身の研究テーマについて企業側が興味を持ってくれたり、もしかすると共同研究の機会が得られたりするかもしれません。そのまま就職につながったという話も多々あるため、積極的に参加していくのがおすすめです。

役職に就く

役職に就くというのもおすすめの方法です。ゼミ長、副ゼミ長などの役職者は、教授から求められることも多いため、責任感やリーダーシップを身につけるきっかけとなります。また、役職に就けば、就活の際のアピールポイントを増やすことにもつながります。面接時に話せるエピソードが増え、自ら責任感のある立場を選んだという点は好印象となりやすいようです。将来の自分への投資だと思い、ぜひ立候補しておきましょう。

入りたいゼミがなかったときの対策

これまで紹介したポイントをしっかりと押さえておけば、自分に合ったゼミを見つけて、有益なゼミライフを送れるはずです。しかし「入りたいゼミがない」という場合もあり得ます。例えば研究したいテーマを専攻できるゼミがない」というケースですが、そういったときの対策について紹介していきます。

近いジャンルのゼミを探す

ゼミで専攻できるテーマはさまざまですが、自分の研究したいジャンルと完全には一致しておらず、しっくりこないといったこともあるでしょう。

ゼミには軸となる専攻テーマがありますが、そのテーマの周辺についてもカバーしており、ややジャンル違いでも研究できることが多いようです。もし心配であれば教授と直接面談し、自身の研究テーマを専攻できるか相談してみましょう。

他大学のゼミを探してみる

場合によっては、教授の許可を得ることで、他大学のゼミを受講できる可能性があります。ただし、他大学のゼミの場合「単位が認定されない」「所属実績としてカウントされない」などリスクがあります。どうしても所属してみたいゼミがあるということでなければ、他大学のゼミを受講するのは、最終手段として考えましょう。

まとめ

今回は、自己成長を最大化させるゼミの選び方について紹介しました。ゼミに捧げた熱意と経験、ゼミで得た知識、そしてゼミで培ったリサーチ能力、コミュニケーション能力、プレゼン能力などは社会人になっても、大きな武器になることは間違いありません。有益な自己成長を目指し、ゼミを選びましょう。

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