実は就活で人気な優良中小企業の探し方


就職活動を考え始めた際には「できる限り優良企業に勤めたい」と多くの人が思うのではないでしょうか。そしてその場合、対象として大企業を思い浮かべることも多いでしょう。確かに大企業には多くの優良企業があり、その中には憧れの企業があるかもしれません。

しかし、大企業や有名企業が必ずしも優良企業だとは限りません。また、人気の大企業は競争率も高く、なかなか就職できないことも考えられます。

一方、中小企業で世間的に広くは知られていないものの、大企業に負けないぐらいの優良企業は多数存在します。本記事では、実は就活で人気のある優良中小企業の探し方について解説しています。就活中の学生や、これから就活を始めようとしている人はぜひ参考にしてみてください。

人気のある優良企業の特徴とは?

最初に人気のある優良企業の特徴について、詳しく紹介しています。

ライフスタイルに合った仕事ができる

働き方改革が推進されて久しいですが、多くの人にとって多様な働き方ができるというのは大切な要素です。テレワーク、時短勤務、フレックス制度、時間単位の有休制度、副業可能といったように、どのように働くかを選べる環境が整っていると、はたらく社員のモチベーションも上がります。自分に合ったライフスタイルを選択することができ、人生の充実にもつながるでしょう。

福利厚生が整っている

福利厚生ははたらく上で重要なポイントです。福利厚生とは、賃金や休暇といった基本的な労働条件とは別に、企業が従業員やその家族のために用意するものです。例えば、寮・社宅・食堂といったはたらきやすい環境を整えるものがあります。福利厚生が整っている企業であれば、より仕事に集中して能力を十分に発揮できるでしょう。

有給休暇を取得しやすい

一生懸命はたらくことも重要ですが、時には心身のリフレッシュのためにも休養が必要です。そのようなときに有給休暇を取得しやすいかどうかは、優良企業であるかどうかを見極める大きなポイントになります。法的に付与することが義務づけられた日数を与えることはもちろん、実際に従業員が有休を取得しやすいような環境を整備しているかも重要です。企業全体の雰囲気や方針として積極的に有休を取らせるようにしている企業が望ましいといえます。

社内の雰囲気が良い

社内の雰囲気は想像している以上に重要です。もしも雰囲気が悪いと、就業時間中は常に気を張る必要があったり、過剰なストレスが蓄積したりするかもしれません。また、組織内でコミュニケーションを取ることは必須ともいえますが、対人関係や職場の雰囲気が良好であれば、スムーズに業務が進みます。入社しなければ分からない面もあるため、希望する企業に知り合いがいれば聞いてみたり、OB・OGの意見、ネットや大学のキャリアセンターへの相談などで情報を集めたりしましょう。

残業が少ない

残業が少ないかどうかも、優良企業かどうかを見極めるポイントになります。中には仕事が大好きでとにかくはたらきたいという人もいるかもしれませんが、基本的には残業が少ないほうが余暇を充実させることができます。また、仕事をする上で高いパフォーマンスを保つためには適度な休息が必要です。残業が多いとプライベートが楽しめないだけでなく、疲れがたまり仕事に影響が出てしまうこともあるでしょう。サスティナブル(持続可能)であることは、はたらく上で重要なポイントです。

離職率が高すぎないか

優良企業かどうかは離職率を見ることでもある程度推測することができます。離職率が高く、常に採用活動をしている企業は、多くの人材が流れてしまっていると捉えることもでき、会社に不満がある、環境が整っていないなど、何らかの問題を抱えている可能性があるでしょう。

離職率が高ければ、人材の出入りが増加するため新しい風が社内に入り、組織が活性化して職場の雰囲気のマンネリ化を防いでくれるというメリットがあります。従って、離職率が高いことは一概に良くないとは言えませんが、高すぎる場合は心配ですよね。離職率は企業の採用ページやIR情報から確認できる場合が多いので、希望する企業の離職率が高すぎないかはチェックしておくようにしましょう。

財務状況が健全

いくらはたらきやすかったり仕事が魅力的だったりしても、企業の財務状況が悪ければ、待遇が悪かったり倒産してしまい職を失ったりする恐れもあります。そうならないためにも、志望する企業の財務状況は確認しておく必要があるでしょう。具体的には貸借対照表や損益計算書を見て、負債が多すぎないか、売り上げに対して利益はしっかりと上げられているか、自己資本比率は高いかなどをチェックしましょう。

大手/有名企業であることが多い

基本的には優良企業の条件を満たしているのは、大手や有名企業が多い傾向にあります。その理由には、大手や有名企業のほうが優良企業の条件を整えられるだけの資金力、社会的責任があることが挙げられます。例えば、福利厚生の充実や給与を高いものに保つにはそれだけの売り上げ規模が必要ですし、残業時間を少なくし休暇を取りやすい環境にするには、安定して仕事を回せるだけの豊富な人材が必要だからです。そういった点から、優良企業には大手企業が多いという状況があります。

中小企業にも優良企業は存在する

中小企業の中でも優良企業は存在します。中小企業には大手企業では味わえないメリットがあります。例えば、会社全体の動きが把握しやすい、幅広く仕事を覚えられる、個人の影響力が強い、意思決定や昇進スピードが速いなどです。優良な中小企業に就職できれば、そういったメリットを受けつつ、安定してはたらくことができるでしょう。

そもそも中小企業の定義とは?

中小企業というと、大企業よりも規模が小さいということは分かりますが、具体的にはどのように定義されているのでしょうか?実は、中小企業の定義というのは法律や制度によって異なってきます。例えば、法人税法上で軽減税率が適用となる中小企業の規模は「資本金が1億円以下」の企業です。しかし、中小企業に関する施策を定めた中小企業基本法の中で製造業については「資本金の額又は出資の総額が3億円以下の会社又は常時使用する従業員の数が300人以下の会社及び個人」を中小企業としており、サービス業であれば5,000万円以下または100人以下となります。詳しくは以下のサイトを参考にしてみてください。

独立行政法人 中小企業基盤整備機構

https://www.smrj.go.jp/org/about/sme_definition/index.html

人気の中小企業は優良企業なのか

中小企業でも優良企業は存在しますが、人気のある中小企業は優良企業なのでしょうか。詳しくみていきます。

人気がある場合、一般的に優良企業であることが多い

一般的に、人気がある場合は優良企業であることが多いようです。現代社会では企業の情報は容易に取得することができます。その中で人気があるということは、多くの人から見て魅力的な会社ということになるでしょう。もちろん、人気だからといって必ずしも優良企業だというわけではありませんが、割合としては優良企業の場合が多いといえます。

ただし、自分にとって優良企業であるとは限らない

一般的に人気があり実際に優良企業である場合でも、自分にとっての優良企業とは限りません。それは人によって価値観はさまざまだからです。例えば、社内の雰囲気について、和気あいあいとしている職場が一般的にはよいとされがちですが、個人で黙々と仕事をしたい人にとってははたらきやすいとはいえません。あくまでも優良企業かどうかは一般論であり、自身が望む企業かどうかは各自でしっかりと確かめる必要があります。

選択肢の一つとして中小企業はチェックしておきたい

優良企業に就職するということは人生の目標ではなく、人生を豊かにするための手段にすぎません。もちろん影響力の大きい有名企業に就職するというのも成功の一つですが、自身のビジョンを実現できるかどうかや納得感を持ってはたらけるかどうかを考えましょう。中小企業という選択肢もあることを認識し、幅広く企業を見つけていくことも有用です。

人気の中小企業を探す方法

中小企業の中にも人気の企業や優良企業はありますが、どのように見つければいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。続いては人気の中小企業を探す方法について説明していきます。

自分で探す方法

中小企業に特化したサイトで探す

まずは、中小企業に特化したサイトで調べる方法です。就活では大手のサイトを利用する場合が多いようですが、大手サイトは大企業を中心に求人を掲載しています。一方で中小企業に特化した就職サイトもあります。中小企業の求人を多く掲載しているサイトに登録し、さまざまな情報を取得しましょう。

企業価値検索サービスUlletで探す

Ulletを使って企業を調べる手段もあります。Ulletとは、上場企業約4,000社を対象に企業情報や経営情報を分かりやすく掲載しているサイトです。貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー計算書を確認することができます。企業の経営状態を把握できるので、中小企業の中でも健全な財務体質の企業を見つけましょう。なお、上場企業のみが対象のため、非上場の優良企業が探せない点には注意が必要です。

インターンシップに参加する

希望する企業がインターンシップを募集しているのであれば、参加してみるもの手段の一つでしょう。実際にはたらく社員に直接話を聞く機会を得られたり、業務に携わり自ら職場の雰囲気を感じ取ったりすることができるため、自分にとっての優良企業かどうかを判断する大きな材料となり得ます。

四季報で探す

「四季報」といえば、投資家が利用する「会社四季報」を思い浮かべる人が多いようですが、就活で特に役に立つのは「就職四季報」です。「就職四季報」は年1回(11月下旬ごろ)発行され、採用実績や有休取得状況、男女別採用数や配属先といった就活中の学生が知りたい情報が盛りだくさんの内容となっています。「就職四季報」は数種類存在しますが、中小企業を探すのであれば「優良・中堅企業版」がおすすめです。

中小企業の集まる合同説明会に参加する

合同説明会は一度に多くの企業の採用担当者などから話を聞ける貴重な機会です。合同説明会に参加する企業はさまざまですが、中小企業の集まる合同説明会に参加することで、今まで知らなかった企業に出合えたり、視野を広げて活動するきっかけにもなったりします。

それ以外の方法

就活エージェントサービスを使う

就活エージェントサービスを利用して隠れた優良中小企業を見つけることができます。就活エージェントとは専任のキャリアコンサルタントが就活をサポートしてくれるサービスのことです。中小企業の求人は数多くありますが、自分で優良なものを探すのはなかなか難しい面もあります。就活エージェントを利用すれば、キャリアコンサルタントから自身に合った中小企業を紹介してもらうことができます。

逆求人・スカウト型就活サービスを使う

逆求人・スカウト型就活サービスとは、学生が逆求人サイトなどに自分の強みや経験などの情報を掲載し、それを見た企業から学生にアプローチをする方法です。意識の範囲外にある意外な優良企業からオファーが来ることもあるため、その中からしっかりと自身の基準に合う優良企業を見つけていきましょう。

キャリアセンターに相談する

キャリアセンターとは、大学などで就職支援をしてくれる部署のことで、就職のバックアップをしてくれます。具体的には、自分の適性を探ってくれたり、企業や業界情報を教えてくれたり、履歴書やエントリーシートの添削をしてくれます。

④OB・OGや知り合いに紹介してもらう

身近なOB・OGや社会経験を積んだ知り合いに紹介してもらうのもよいでしょう。信頼している人が優良企業として紹介してくれる企業ならある程度は安心できますし、企業側からしても同じことがいえます。もちろん、その場合でも最終的に決めるのは自分自身です。決断は焦らずじっくりと考えた上で行いましょう。

まとめ

大企業や有名企業は優良企業である場合が多いといえます。しかし同時に競争率も高く、思ったように就活が進まないこともあるでしょう。これまで述べてきたように、視野を広げ中小企業も就活範囲に入れられれば、大企業でなくとも自分のライフスタイルに合った優良企業に出合う可能性は高まります。インターンシップや就活支援サービスを活用して、自身の希望に合う企業を探しましょう。

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