どんな場面でも活きる! 大学生におすすめの資格15選


資格を取るメリット

学んで得た知識・技術が役に立つ

資格を取得すると、自分が「その分野において専門性がある」ことを証明でき、就活などの場面で役に立つため、大学生の資格勉強・取得が盛んに行われています。

一方で、資格は「持っているだけ」では意味がないことも多く、その資格とセットで「どういったことが実際にできるのか」が重要です。

 当然ながら、業界ごとに求められる知識・技術は異なります。そのため、とにかく資格を取得するのではなく、就きたい職業に合った資格を選択することが重要です。

自己分析・職業研究としてもおすすめ

 なりたい職種・業種が決まっていないという人にも、資格勉強はおすすめできます。各業界で必要とされる資格は、その知識が業務上で必要となる場合がほとんどです。つまり、資格勉強をすることで、業務自体への理解が深まるといえます。

やりたい仕事を探すという意味で、いろいろな資格の勉強をしてみるのもよいでしょう。

そのまま職業になる資格は別枠

公認会計士や司法書士など、そのまま職業となる資格もあります。その分、難易度が非常に高く、合格するのは困難ですが、勉強する時間がある大学生のうちに取得を目指すのもよいでしょう

幅広い業種で活きる! 特におすすめの資格4

TOEIC

おすすめ度★★★★・
難易度★★★・・
役立ち度★★★★★

TOEICの正式名称は「国際コミュニケーション英語能力テスト」で、英語能力がどの程度あるを判断するためのテストです。合否があるわけではなく、最低10点、最高990点の得点形式で結果が通知されます。

一般的にTOEICの点数とは、Listening & Reading Testという、聞き取り(Listening)100問、読解力(Reading)100問の合計スコアを指しています。

英語力はさまざまな業界で求められる能力で、企業によってはTOEIC700~800点を必須としている場合もあります。グローバル企業を志望する人はしっかり勉強し、受験しておくとよいでしょう。

英語は海外赴任や出張といった、直接海外の人と会話をする仕事以外でも活用する機会が数多くあります。例えばプログラマという仕事は、日本語の情報だけでは得られる量や範囲に限りがあります。

ある程度、英語が読めれば、海外で発信されている新しい情報を効率よく得られて、成長しやすくなるでしょう。その他にも、英語ができるとさまざまな場面で「幅広い情報を得られる」点がメリットとなります。

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

おすすめ度★★★・・
難易度★・・・・
役立ち度★★★・・

MOSとはMicrosoft Office Specialistの略称で、ビジネスで活用されるオフィスソフトであるExcelやWord、PowerPointなどを使えるかどうかの検定です。

オフィスソフトは幅広い業種で使われるため、一通り扱えるようになっておけば、業務でつまずくことが減ります資格が就活を直接的に楽にするわけではありませんが、就職してから困らないための基礎能力として身につけておくのがおすすめです。

また、大学生活ではWordやPowerPointを使う機会が多くあるため、日ごろから積極的に活用し、実務スキルを身につけておきましょう。

秘書検定

おすすめ度★★・・・
難易度★・・・・
役立ち度★★★・・

秘書検定は、秘書としての能力を問う検定というよりは、ビジネスマナーを問う検定になります。筆記試験と面接試験がある検定で、受験を通してマナーを習得できるのが特徴的です。大学生のうちに学ぶ機会の少ない「社会人としての常識」を身につけるきっかけとして、非常に有用でしょう。

就活を控えた学生にとって、先んじて面接の練習ができるという点は、大きなメリットです。秘書検定公式サイトでも「本番の面接を落ち着いて迎えるために」という趣旨で推奨しています。特に、社会経験の少なさを気にしている人におすすめの検定です。

また、サービスマインドや接客に関する知識の習得には「サービス接遇検定」があります。一般的な取引先とのやりとりやオフィスマナーを身につけるなら「秘書検定」、百貨店や飲食店など接客が伴う業種の場合は「サービス接遇検定」の受験を考えてみましょう。

普通自動車免許

おすすめ度★★★★★
難易度★・・・・
役立ち度★★★★★

普通自動車免許は、比較的時間のある大学生のうちに取っておきたいものの代表例です。働きながら教習所に通うのはかなりの負担になるため、社会人になってからだと取る機会がなくなってしまうことも考えられます。

通いながらの取得もできますが、学生のうちは春や夏の長期休暇を使った短期合宿にも参加しやすいでしょう。楽しい大学生活を送る上でも役に立つので、1~2年生のうちに免許を取得しておくことがおすすめです。

運転免許証は「顔写真付きの身分証明証」としても使用できます。学生のうちは学生証がありますが、卒業後はマイナンバーや運転免許証で本人確認を行うことが多いため、身分証明として持っておくと便利です。

金融系職業でおすすめの資格4

日経TEST

おすすめ度★★★・・
難易度★・・・・
役立ち度★★・・・

日経TESTはビジネスに必要な幅広い知識や、それを基に考える力を問われるテストです。TOEICと同じように、合否が出るテストではなく、最大1,000の点数で結果が通知されます。

資格としてではなく、ビジネス・経済の知力がどの程度備わっているかの指標となるもので、現代社会に必要な時事知識を身につけられるのがメリットです。幅広い業界の知識を満遍なく習得することで自己分析・評価、志望業界を決めるのに役立ちます。面接でも時事の話題が出ることは多く、対策として勉強しておくことは有効でしょう。

FP技能士(ファイナンシャル・プランニング)3級・2級

おすすめ度★★★・・
難易度★☆・・・
役立ち度★★・・・

「FP技能士」を名乗るために必要な資格ですが、実際には保険・金融業界の知識を広く問われる資格試験となっています。試験の出題範囲は大きく分けて以下の6種類あり、主に金融業務の基礎知識を問われます。

  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

就活や業務に直接活かせる機会は多くないかもしれませんが、「お金」に関する常識を学べるため一般教養を身につける目的でもおすすめです。

日商簿記3級・2級

おすすめ度★★★★・
難易度★★・・・
役立ち度★★★・・

簿記検定は、企業の取引を帳簿に記録する、経理の業務で必要となる知識や技能を問われる資格です。

簿記を学習することで、基礎的な経理の知識のほかに財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。コストを意識しながら仕事ができるようになるほか、取引先の経営状況を把握しやすくなります。

そのため、帳簿を付ける経理担当者だけではなく、すべての社会人に役立つ資格といえるでしょう。

経理の業務は必ず発生するため、どの業界に進むにしても役立つ可能性のある技能であり、採用時に優遇する業種が多いのもポイントです。難易度自体は比較的易しいので、取っておいて損はありません。

中小企業診断士

おすすめ度★★★★・
難易度★★★★・
役立ち度★★★★・

中小企業の経営に関する相談役(コンサルタント)ができる資格です。経営コンサル自体は資格がなくてもできますが、中小企業診断士は国家資格となっており、持っていることで信頼度が高まるでしょう。

資格を通じて経営学やマーケティング、財務や会計、経済全般、経営法務や情報システムといった幅広い知識が身につきます。いずれも汎用性の高い知識であり、就く業務に限らず大きな武器となる能力です。

受験者の多くは社会人で、それでも合格率は4%前後とかなりの難関資格となっています。学生での取得はかなり難しいですが、その分持っていると就活で大きな武器になりますし、勉強の過程で知り得た豊富な知識もきっと役に立つでしょう。

ちなみに、中小企業診断士は独立している人もたくさんいますが、「企業内診断士」として経営業務などに携わっている人も多いようです。独立しなくても活用できる、役に立つ資格・技能といえます。

人材業種でおすすめの資格

キャリアコンサルタント

おすすめ度★★・・・
難易度★★・・・
役立ち度★★・・・

キャリアコンサルタント国家資格は、就職・就業に関する相談・助言を行えるようになる資格です。名称独占資格の一つで、「キャリアコンサルタント」と名乗るためには、この資格を所持する必要があります。

キャリアコンサルタントは、求職している人の過去の職歴や適性、希望や環境から適した職業を提案するのが主な業務となっており、人材サービス業界などで活用できる能力です。

不動産業でおすすめの資格

宅地建物取引士

おすすめ度★★★★・
難易度★★★・・
役立ち度★★★★・

宅地建物取引士はその名のとおり、不動産の取り引きに必要な知識・能力を認定する資格です。不動産会社や賃貸仲介業者が事業をする上で、一定の人数が必要になることから、不動産業界に就職すると、まず取得するように推奨される資格でもあります。

試験の内容としては、不動産関係の民法や宅地建物取引業法など、法令上の制限や税制など関連知識が問われます。難易度はかなり高めで、必要な学習期間は1年以上が目安です。

業務上、人数が必要となる資格なので需要が高く、就活や就職後の評価上昇にも有用な資格です。不動産や建築業種のほか、金融系の職種でも役立つので、これらの業種を目指す人は早めに勉強を始めて、資格取得を狙ってみましょう。

IT系職業でおすすめの資格3

ITパスポート

おすすめ度★★・・・
難易度★・・・・
役立ち度★★・・・

ITパスポートは、IT業界の常識を多く問われる資格です。IT業界では知っていて当然というレベルの知識が身につくため、IT系企業を目指す人は学生のうちに学んでおくことがおすすめです。

ある程度インターネットを使う人であれば、すでに知っているような内容も多く問われるため、合格すること自体は難しくないといえます。

過去の問題や勉強アプリが無料で公開されているので、のぞいてみて分からない問題が多ければ、学習した後に受験するとよいでしょう。

基本情報技術者

おすすめ度★★★★・
難易度★★・・・
役立ち度★★★・・

基本情報技術者は、主にプログラマを目指す人にとって、最初に取得を目指すべき資格です。ITパスポートが”常識”を問われるものだとしたら、こちらはIT業界の”専門知識”を問われるものとなっています。

”専門知識”の中でも基本的な内容なので、大学生でもしっかり勉強すれば合格できる資格です。大学によっては単位として認定される場合もあるようなので、自分の学科も対象となるのかどうか、調べてみてはいかがでしょうか。

取得難易度の割に就職活動で評価されやすく、社会人になってからの昇格や転職につながる場合も少なくありません。プログラマやシステムエンジニアなど、詳しい知識が求められるIT業種を目指す場合は、学生のうちに取っておくと将来的にも役立ちます。

応用情報技術者

おすすめ度★★★・・
難易度★★★・・
役立ち度★★★★・

応用情報技術者は、「基本情報技術者」がステップアップし、難易度が上がった資格です。基本情報技術者よりも複雑で難しい知識・技能が問われるため、難易度は大きく上がっています。

基本情報技術者の受験者や合格者とは異なり、数年の業務経験を経た人が多いことからも、難易度の高さがうかがえます。ただし、勉強や実践を通して知識がしっかり身についていれば、学生でも十分合格を狙える資格です。

基本情報技術者と同様に、会社での昇格や転職にも有用な資格なので、大学生のうちに取得できると、かなりのアドバンテージになるでしょう。基本情報技術者を取得した上で、時間に余裕がありそうなら目指してみることをおすすめします。

工業系業種でおすすめの資格

危険物取扱者

おすすめ度★★★・・
難易度★・・・・
役立ち度★★★・・

危険物取扱者は、各種薬品や揮発性物質などの危険物を取り扱う上で必要となる国家資格す。資格の中でも甲・乙・丙の3種が存在し、それぞれ扱える危険物の範囲が定義されています。

一般的に「危険物取扱者を取る」というと、「乙種」を受験する場合が多いようです。乙種は第1類~第6類まで細分化されており、取得することで特定の物質を扱えるようになります。

資格が役に立つ代表的な所には、ガソリンスタンドが挙げられます。可燃性液体であるガソリンを扱うため、営業にあたって「乙種第4類」の資格を持つ人間が常駐する必要があります。このほかにも、危険な化学物質を扱う業種において、それぞれ適した資格の取得が必須です。

最も人気なのは、ガソリンや灯油などの身近な危険物を扱える第4類(通称乙4)となっています。難易度も6種の中で最も低く、1つ合格すると別類の試験の一部をスキップできることが特徴です。そのため、化学系の業界に進みたい人は、まず乙4の合格を目指してみましょう

種類性質代表的な物質
第1類酸化性個体塩素酸塩類
第2類可燃性個体硫黄、鉄粉、マグネシウム
第3類自然発火性・禁水性物質ナトリウム、アルキルアルミニウム、黄りん
第4類可燃性液体ガソリン、灯油、重・軽油
第5類自己反応性物質ニトログリセリン
第6類酸化性液体過酸化水素、硝酸

「甲種」はすべてを包括した最上位の資格で、高い専門知識が必要となるほか、受験自体にも必要条件がある高難易度の資格です。その分、持っていると幅広い場面で活用できる有力な資格だといえます。

「丙種」は特定の危険物(ガソリン、灯油、軽油、重油など)に限り、取り扱いができるようになる資格です。こちらは乙種第4類の範囲が制限されたものなので、いずれかを受験するなら、乙種を目指すほうが無難でしょう。

まとめ

人生の中でも、いろいろなことにチャレンジできる貴重な時期が、大学時代です。学生の本分はあくまで学業と研究ですが、資格によって得することが多いため、ぜひチャレンジしてみましょう。

また、本記事で紹介したもの以外にも、資格は数多く存在します。自分の興味のある分野で役立つ資格があるかどうか、調べてみてはいかがでしょうか。