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総合職と一般職の違いとは?仕事内容や条件


この記事では、総合職と一般職の違いや仕事内容、給与やキャリアに関することや条件などを解説します。総合職と一般職の一般的な概要から大まかな違い、そしてそれぞれに求められる仕事内容やスキル、給与、採用ルート、キャリアパスなどについて確認しておきましょう。総合職と一般職の違いについて知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

総合職と一般職

総合職と一般職は、就職活動の際にもよく耳にする、職業において広く使われるカテゴリーです。それぞれの役割と要件を理解しておけば、自身のキャリア選択をより適切に計画できるでしょう。はじめに、総合職と一般職の違いや特徴を解説します。

総合職とは?

総合職とは、一般的に組織内において幅広く業務を行う職業です。企業の中でそれぞれの業務をこなしながら、最終的には管理職などリーダーとしての活躍が期待されるポジションと言えます。個々のスキルや適正が重視される「ジョブ型雇用」とは異なり、将来的な活躍を見越していくつかの事業部へ定期的に配属転換されるケースもあります。

さまざまな業務を経て培った経験を活かし、将来的には会社の中枢で今後の事業展開や戦略を考え、企業の成長になるようなはたらきを求めることになります。

一般職とは?

一般職とは、組織内で専門的な業務を担当する職を指します。一般職のメンバーは、組織の日常業務を効率的に遂行し、各部門のサポートをすることで会社の利益や発展に貢献することがメインの役割です。

総合職とは異なり、一般職が大きな配属転換やキャリアチェンジをするケースは少なく、特定の事業や組織の中でキャリアアップをしていくことがほとんどと言えます。

総合職について

総合職の主な仕事内容や期待されていること、また総合職に求められるスキルについて解説していきます。

総合職の主な仕事内容

総合職は、戦略策定、組織のマネジメント、プロジェクトにおけるリーダーシップといった、企業が発展していくための業務がメインです。ビジョンを実現するための計画策定をはじめ、重要な意思決定にも関与します。

ただし、意思決定を行うリーダーになるまでには、一定期間の「下積み」が必要です。各事業部の現場を経験・理解し、組織課題や事業課題を会社横断的に捉えられるようになる必要があるためです。

総合職に期待されること

総合職には、戦略的思考、コミュニケーション能力、変化に適応できる柔軟性が期待されます。総合職のメンバーは組織の未来を担う存在として、新たなアイデアやビジョンを持ち、会社の発展に貢献することが求められます。プロジェクトを成功に導くなど高負荷な業務内容になるため、当然ながら、リーダーシップやストレス耐性も不可欠です。

総合職に求められるスキル

総合職に求められるスキルは多岐にわたります。

  • プロジェクトマネジメント
    • 複雑なプロジェクトをリードし、成果を出す力
  • リーダーシップとチームビルディング
    • チームを統率し、共同の目標に向かって進む力
  • 戦略的思考
    • 長期的な視野で組織の方向性を考える力
  • コミュニケーションスキル
    • 複数のステークホルダーと効果的にコミュニケーションを取る力
  • 組織的な洞察力
    • 組織全体の機能と課題を理解する力

総合職では上記のように、特有のスキルや能力というより、組織の管理能力や論理的思考力といった全体を見据えて次の手を考えるジェネラルなスキルが必要とされます。

一般職について

ここからは一般職の主な仕事内容や期待されていること、求められるスキルについて見ていきます。

一般職の主な仕事内容

一般職の仕事内容は、営業事務、アシスタント、カスタマーサポート、など特定業務によって会社をサポートするものが主になります。企業によって形態や要求されるスキル・能力は異なりますが、事業の維持や発展における継続的な業務遂行を担う職業を指すケースが一般的です。

一般職に期待されること

一般職には、事業を継続していくために連続的な業務遂行が期待されます。各事業で行っている業務を問題なく遂行するスキルや知識、経験を持ち、一定の業務範囲に集中して取り組んでくれる人材であることが重要です。

一般職に求められるスキル

一般職に求められるスキルは以下の通りです。

  • オフィススキル(Microsoft Officeなど)
    • 文書作成、データ管理などの基本的なオフィス作業スキル
  • コミュニケーションと協力
    • 同僚や顧客と効果的にコミュニケーションを取り、チームで協力する力
  • 問題解決力
    • 日常業務において発生する問題を解決するスキル
  • タイムマネジメント
    • 業務の優先順位を設定し、時間を効率的に管理する力
  • 組織力
    • 複数のタスクやスケジュールを調整し、業務を整理する力

上記は一般的な例であり、企業ごとに求められるスキルは異なります。専門的なスキルが求められる企業であれば、当然そのスキルを有していることが条件になるでしょう。総合職に比べて特化したスキルを持っている人材が優遇され、重宝されるケースもあります。

総合職と一般職の違い

以下では、総合職と一般職の違いを、業務内容、給与、採用ルートやキャリアパスの観点からそれぞれ解説します。

業務内容

総合職の場合は、組織や事業の戦略策定や組織のマネジメント、プロジェクトリーダーシップ、意思決定に焦点が当てられます。主に戦略的に事業展開を考え、実行していくことが業務の主軸です。特定の専門的な業務スキルを発揮して活躍することよりも、責任のある重要な判断や決定を持たされることが多く、事業を左右するような場面において高い業務負荷を負うことがあります。

一般職の場合は、各事業の中でサポート業務中心のスキル駆使し、事業を継続可能な状態にすることが主な業務内容です。事業の成長や発展に応じて業務量が増えるケースなどはよくありますが、総合職に比べれば安定的な業務量であるケースが多いでしょう。

どちらも会社の存続や発展には重要なポジションであり、どちらが欠けても会社を成長させることは難しいと言えます。

給与

総合職は責任とリーダーシップが求められるポジションにあるため、一般職よりも高い給与水準になっているケースが多いでしょう。組織の方向性を決定し、重要な意思決定に関与する役割を果たすという責任と成果の大きさが、高収入の理由です。

専門的・限定的な業務にあたる一般職の給与は、総合職より低い水準であるケースが大半です。業務負荷や責任範囲といった点が給与に大きく影響するため、総合職に比べて安定感のある一般職は低くなりやすい傾向にあります。しかし、専門性の高さやスキルの価値が高いほど評価される場合もあり、幅広い給与レンジを持っている企業も珍しくありません。

採用ルート

総合職の採用は、基本的には大学・大学院を卒業した新卒の就活生を対象に行われることが多いです。採用後は、組織内でトレーニングや研修プログラムに参加してリーダーシップスキルを磨きながら、数ヶ月から年単位をかけてさまざまな業務経験を積んでいきます。

また、他企業で幹部経験のある人材を活用するなど、企業や事業部が必要としている総合職ポジションでキャリア採用を行うケースもよくあります。

一般職の採用は特定のスキルや経験に基づいて行われることが一般的で、即戦力として組織に貢献できる人材であることが求められます。新卒採用から経験豊富なプロフェッショナル人材まで幅広いバックグラウンドを持つ候補者が採用されるため、新卒採用だけでなくキャリア採用も頻繁に行われています。特に貴重なスキルや能力を持った人材は、一般職であっても優遇されます。

キャリアパス

総合職のキャリアパスは、組織内での昇進や上級管理職への昇格がキャリアルートとして挙げられます。個人の能力に合わせてより適材適所な事業部や組織への配属がスピーディーに行われ、会社の成長が早いほど出世もスムーズな傾向があります。抜擢される人材は必ずしも多くありませんが、将来的に最高経営責任者(CEO)やエグゼクティブポジションに昇進することもあります。

一般職のキャリアパスは、専門的なスキルの向上と業務範囲の拡大に焦点が当てられます。特定の部門に所属し、部門内で昇進・昇格を目指すことが一般的です。そのため事業部ごとの成長度や成果の大きさによってもキャリアパスの幅や出世の速度は異なります。また、専門性を活かしたスペシャリストとしての地位を築くこともあります。

まとめ

総合職と一般職は、組織内でそれぞれ異なる役割・要件を持ちます。どちらにも一長一短があり、幅広い経験を積みたい場合やより経営視点が求められる業務に挑戦したい場合は総合職、安定的に働きたい場合や専門分野を突き詰めていきたい場合は一般職といったように、個人の関心やスキルに合ったキャリアを追求することが大切です。 どちらを選ぶにしても自己成長やスキル向上のための努力は不可欠であり、自身の目標や志向に合った職種を見つけることが重要です。

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