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新規サービスづくりの参考になる、学生におすすめの本15選


移り変わりが激しい現代のビジネスでは、日々さまざまなサービスが生まれています。新規サービスづくりのために大切なのは、事前にアイデアをインプットすることです。ひたすら「ああでもない、こうでもない」と考えるのではなく、適切なアイデアの生み出し方や、あらゆる種類のビジネスモデルを知っておく必要があります。本記事で紹介する参考書から、知識のインプットを始めてみましょう。

自分に合った新規事業立案の参考書の選び方

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ビジネスで新しいアイデアを生み出すためには、世間が今どういったところに課題を感じているか、足りないと感じているのかを考える力が必要です。しかし残念ながら、そのような能力はある日突然身につくものではありません。アイデアを創出する力は、適切なインプットを繰り返し行うことで少しずつ身についていきます。従って、手当たり次第に参考書を読むのではなく、まずは自身がどういった目的を持ち、身につけたい知識は何なのかを考えることが大切です。

そこで今回は、新規サービスづくりの参考書をジャンル別のランキング形式で紹介します。これらを精読すれば、スムーズにアイデアを生み出すことができるようになるでしょう。

新規サービスづくりの参考書をジャンル別で紹介!

  • ビジネスモデルが学べる本ベスト3
  • アイデア出しの参考になる本ベスト3
  • 事業設計やビジネスサイドの知識がつく本ベスト3
  • 新規事業マインドの参考になる本ベスト3
  • UI/UX、デザインが学べる本ベスト3

ビジネスモデルが学べる本ベスト3

まずは、ビジネスモデルが学べる本のベスト3を紹介します。

3位:ビジネスモデル2.0図鑑

当書では、世界最先端のスタートアップから大企業まで、多様なビジネスモデルを紹介しています。特徴は、初心者でも分かりやすい図解と、身近な企業を取り扱っているところです。例えば、サイゼリヤ、クラシル、タイムバンクなど、世界的な優良企業が幅広く紹介されています。新規サービスをつくるにあたって、そのアイデアがしっかりと利益を生み出すことはできるのか、既に他社で進められていないかを知ることは重要です。

あらゆるビジネスモデルを知りたい方に、おすすめの一冊だといえるでしょう。

2位:ゼロからつくるビジネスモデル

当書は、ビジネスモデルの創造サイクルを学べることが特徴です。単なるビジネスモデルの紹介ではなく、仮説検証のサイクルを「分析・発想・施策・検証」ごとに細かく分けています。また、各企業の事例紹介とともに「活用しやすい型」も解説しているため、現時点でまったくアイデアが浮かんでいない人でも、スムーズに読み進めることができます。

従って、まだビジネスモデルを考えたことがなく「どのようにすれば効率良く利益を生み出せるのかが知りたい」という方や基本の参考書を探されている方におすすめです。

1位:この一冊で全部わかるビジネスモデル基本・成功パターン・作り方が一気に学べる

3位と2位の良い部分を取り出したような参考書がこちらです。この書籍では、世界のビジネスモデルを大きく変容させた150社以上の成功パターンを紹介しています。初心者にも分かりやすい図解と豊富な解説が特徴で、ビジネスモデルを実際につくることができるワークショップも記載されています。

この一冊を読めば「ビジネスモデルとは何なのか」という基礎から、世界を変革させた企業がどういったビジネスモデルを用いているのかという応用、さらには実践演習まですべて網羅できるでしょう。

アイデア出しの参考になる本ベスト3

次に、アイデア出しの参考になる本ベスト3を紹介します。

3位:思考法図鑑ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60

当書はアイデアの出し方を図解テンプレートで分かりやすく解説しています。古今東西の思考法をこの一冊で学べるという点が特徴です。例えば、論理的思考(ロジカルシンキング)やシステム思考など、文章で理解するのは少し難しい思考法をカラフルな図解でていねいに解説しています。世の中にはさまざまな思考法があり、人それぞれによって向き不向きが分かれます。言い換えると、自分に向いている思考法を見つけることができれば、新規サービスづくりのみならず、さまざまな場面で役に立ちます。

また、個人だけでなくチームでも活用できるので、現在グループで新しいアイデアの創出を目指している方にもおすすめです。

2位:考具考えるための道具、持っていますか? 

当書は、15万部突破の大ベストセラーで、今話題の一冊です。特徴は、考えるための道具である考具は、どのようにすれば身につくのかを紹介していること。例えば『カラーバス』『フォトリーディング』『アイデアスケッチ』など、アイデアあふれる人材になるための具体的な方法が細かく紹介されています。著者は「パソコンの前にずっと座っていてもアイデアが生まれないのは当然であり、アイデア出しのインストラクターが不可欠である。そしてその役割を果たせるのがこの一冊である」と述べています。

新規サービスづくりだけでなく、普段の仕事でさまざまなアイデアを生み出したいという方にもおすすめの一冊です。

1位:アイデアのつくり方

当書は1940年から長きにわたり、世のビジネスマンを魅了し続ける一冊です。日々アイデアを生み出し続ける、広告代理店やマスコミ関係者も愛読しているといわれています。この本は、アイデアを生み出すというとても抽象的な作業を、「どうすれば論理的な作業に変換できるのか」という問いから始まります。そして、生まれ持った才能や資質に関係なくアイデアを創出する方法を具体的かつ論理的に書いています。

「自分はアイデアづくりのセンスがない」と悩まれている方も、この本を読むことで自然とアイデアが生まれるようになります。また、60分以内で読み切れるという手軽さもこの本の魅力です。

事業設計やビジネスサイドの知識がつく本ベスト3

次に、事業設計やビジネスサイドの知識がつく本ベスト3を紹介します。

3位:リーン・スタートアップ

当書は、製品・サービス開発手法として有名なリーン・スタートアップのいろはが学べる一冊です。リーン・スタートアップとは、具体的には著者のエリック・リース氏が提供する「顧客から学び、ムダを省き、圧倒的スピードですばらしい成果を出す」というメソッドです。今や、世界を変革する新しいサービスが次々と生まれるシリコンバレーでも、スタートアップから大企業まで取り入れている手法です。

この本で最も強調されているのが「検証による学び」です。つまり、自分のビジネスを成功させるために検証すべき最も重要な仮説に集中し、その仮説が正しいかどうかにのみリソースを注ぐことを推奨しています。この一冊を読めば、検証による学びがいかに重要かが分かります。

2位:マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則

起業や新規サービスづくりの過程で避けて通れないのが、マネジメント業務です。当書はビジネス界に最も影響力を持つ思想家として知られるピーター・F・ドラッカーが、自らのマネジメント論を初心者向けにまとめた本格的入門書です。ドラッカーは本書で「マネジャーの役割は2つ。個々のメンバーの人的資源の総和よりも大きな生産体を生み出すことと、現在と未来における仕事の優先順位の帳尻を合わせることである」と繰り返し述べており、いかにマネジメント業務が組織運営にとって不可欠かを説いています。

マネジメントのエッセンスが、これでもかというぐらいに詰まっている一冊です。

1位:コトラーのマーケティング・コンセプト

当書は、近代マーケティングの父と称され、マネジメント界の重鎮としても世界に知られる、フィリップ・コトラーの最新著作です。画期的な製品やサービスを開発しても、ユーザーに届かなければ意味がありません。効率よく商材を訴求するためにはマーケティング論を学習しなければなりませんが、これまでのマーケティング論の書籍は、難解かつページ数も多いものが一般的でした。そこで登場したのがこちらの一冊です。

マーケティングで最も重要と考えられる80のコンセプトを選び出し、それらをコンパクトに解説しています。さらに、コトラー自身の具体的な事例やエピソードが各所に書かれているため、エッセーとして読むこともできます。起業について勉強する際には必読の書籍といえるでしょう。

新規事業マインドの参考になる本ベスト3

次に、新規事業マインドの参考になる本ベスト3を紹介します。

3位:「事業を創る人」の大研究

当書は、新規事業を立案する「人材」に焦点を当てた一冊です。新規事業マインドに関する書籍は、いわゆるコツや方法を紹介するものが大半を占めています。しかしこの書籍では、新規事業部に配属された人に注目し、人と組織の観点から新規事業を考察しています。特に本書では、新規事業を成功させるのは斬新なアイデアではなく巻き込み力で、新規事業の敵は「社内にある」など、定説を覆すような研究結果を記述しています。

いくら戦略やビジネスモデルが良くても、それを運用する人材に力がなければ失敗するのは必然です。新規事業の立案を目指している方は読んでおきたい一冊です。

2位:経営者になるためのノート

当書は「自分で完成させていくノート」というコンセプトの、ユニクロ幹部社員が実際に活用する参考書です。ポイントは経営者だけでなく、新規事業を始めたい人やチームをアップデートさせたい組織の一人ひとりが読むべき書物である点です。

ビジネス書というのは、単に知識量を増やすだけの勉強になってしまう可能性がありますが、それでは実践的な知識や経験は身につきません。この本には欄外にたくさんの空白が設けられています。気づきや学びをどんどん書き込むことで、オリジナルの一冊が完成するという画期的な参考書です。

1位:新規事業の実践論

当書は、自らも起業したリクルートの元新規事業開発室長が、新規事業の成功確率を高めるためにすべき具体的な方法を紹介したものです。初めて新規サービスをつくる人や起業をこれから目指す人の多くは、やるべきこととやってはいけないことの区別が難しいでしょう。例えば「サービスのリリース直後にマーケティングはするな」のように、一見やるべきことのように思えても、実はそれをすることで事業の成功確率が大幅に下がる場合もあるということを述べています。そのような新規事業への心構えや実践する道筋を示してくれる一冊です。

この一冊を熟読すれば、あなたが進める新規事業の成功確率は飛躍的に向上するでしょう。

UI/UX、デザインが学べる本ベスト3

最後に、UI/UX、デザインが学べる本ベスト3を紹介します。

3位:なるほどデザイン

当書は、豊富な図解やイラストでデザインについて説明した、初心者でも読み進めやすい参考書です。「デザインを勉強したいけれど、難しそうな本ばかりでどれを選べばいいか分からない」という方におすすめしたい一冊です。デザインする上で必要な基礎、概念、ルール、プロセスはもちろん、デザイナーはどんなことを気にかけ、どんな基準で良し悪しを判断しているのかという方法論まで、ていねいに解説しています。

新規サービスづくりでは、PowerPointの資料作成やポスターのレイアウトなど、さまざまな場面でデザイン力が求められます。ぜひ読んでおきたい一冊です。

2位:「ついやってしまう」体験のつくりかた

当書は元任天堂の企画開発者が用いる、ビジネスに活かせる発想法を紹介する参考書です。ポスターやプレゼンの提案資料などの作成にあたり「思っていたようなデザインにならない」と悩まれている方も多いでしょう。何も考えず自身のセンスだけでデザインしたものは消費者から好まれない場合も多く、せっかく良い商品でも売れなくなってしまうことがあります。そうした事態を防ぐためには、人が動く仕組みを知る必要があります。この本では事例を交えて、人が「ついやってしまう」体験をていねいに解説しているため、デザイナーでなくても必読の一冊です。

最後まで読めば「人の心をつかむ商品・サービスのつくり方」が分かり、新規サービスの成功確率を大幅に向上させることができるでしょう。

1位:UI/UXデザインの原則

当書は、デザインについて実践的に学び始めたい人におすすめしたい一冊です。タイトルにあるように、UI/UXデザインの原則が網羅的に解説されています。Webサービスの重要性は年々増しており、新規サービスをつくる上でも見過ごせない項目の一つとなっています。現在、多くの方が「どのようなデザインならユーザーに効率よく訴求できるか分からない」と悩まれているでしょう。

そんな方向けに、分かりやすさ、心地よさ、コンテンツおよびサービス全体を通じて得られる満足感をより高める方法などを紹介しています。この一冊を読めば、ユーザーに選ばれる魅力的なサービスづくりの基本から応用まで学ぶことができます。

まとめ

今回は、新規サービスづくりの参考になるおすすめの本15選を紹介しました。

新規サービスをつくる上で大切なのは、事前準備を行い、効率的にアイデアを創出することです。そのためには、本や参考書で学習を行うことが最も効果的だといえます。今回紹介した本を活用して、新規サービスの成功確率を向上させましょう。

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