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自己啓発とは?大学生が自分磨きをするための5つの方法


自己啓発とは、自身の能力を高めたり精神的な向上を目指したりするアクションを指す言葉です。大学生においては、自己啓発に取り組むことでスキルアップや自己成長につながり、自信がつくだけでなく就職活動に役立つスキルの向上も図れます。

本記事では、大学生の自己啓発について詳しく解説します。

自己啓発とは?

啓発とは、「無知の人を教え導き、物事を明らかにさせること」。文字通り、自分自身を対象にして知らないことへの見聞を広めたり、さまざまな経験をしたりすることによって自らを成長させる行動を自己啓発と言います。自分の意思で行動し、スキルやマインドを一回り成長させることを意味しており、仕事や人生をより良いものへとしていく「自己成長のプロセス」を指す言葉です。

大学生が自己啓発をする目的

学業で好成績を収める

大学生の本分は学業ですが、その学業のほとんどは教授が行う講義を受動的に学ぶ形式であるため、本来の自己啓発ではありません。授業で身につく知識にとどまらず、自身でその先へと進み、知見を深めていくことが自己啓発と言えるでしょう。

学問に対しての知識欲を多分に活用して学び、成績向上につなげたり、その後のキャリアの礎にしたりすることで、将来的なキャリアはより価値の高いものになっていきます。このように、自分のマインドやスキルのさらなる成長を目的として、学業に注力することは理想的な自己啓発のあり方と言えます。

コミュニケーション力を磨く

大学時代はたくさんのコミュニティに所属できることから、コミュニケーション力を磨くのに打ってつけの期間と言えます。自身よりもコミュニケーションレベルの高い集団や組織と関わりを持つことは、自己啓発につながります。

例えば、起業サークルに所属してみたり、国際交流を目的とした集団やボランティア活動に参加してみたりするのも有益です。自分が知らなかった知識や世界感は、そういったコミュニティの活動からも培うことができます。興味のあるジャンルがあれば積極的に参加し、コミュニティの輪を広げていくのが良いでしょう。

就職活動に向けた能力向上

大学生活の最後に待つイベントとして特に大きいのが就職活動です。社会に出たら長く仕事をしながら生活することになるため、学生時代に身につけたスキルやマインドを活かす場面として、これほど絶好の機会はありません。

自分にとってより価値の高い職業に就くため、学生時代に勉強やスキルアップに取り組み、万全の体制で就活に臨むことも自己啓発と言えます。

先述した学業やコミュニケーションも長い目で見れば卒業後のキャリアに大きな影響をもたらす要素であり、これらへの積極的な活動全般が自分自身の価値向上につながります。

大学生が自己啓発に取り組むメリット

続いて、大学生が自己啓発に取り組むメリットを見ていきましょう。

スキルアップや知識を深めることができる

自己啓発を通して、今まで持っていなかったスキルを身につけられたり、知識が深まったりします。過去の偉人から成功につながる哲学を学ぶも良し。参考書などを読み込んで新たな価値観や方法論を習得すれば、物事を多様な観点から捉えられるようになるでしょう。

そうしてより広い視野で物事を考え、今までにない発見や発想をするための「引き出し」を増やせるのはメリットと言えるでしょう。

精神的にも成長できる

自己啓発のための努力を続けていると、スキルや知識の観点から成長できるだけでなく、精神的にも成長できます。自ら進んで学ぶことは社会人に必要な自主性の醸成にもつながり、日常生活に役立つこともあるでしょう。

一段ずつ自己成長を遂げていくことで「見えてくる景色」も変わってくるため、より充実感のある人生を送れるかもしれません。

自信がつくようになる

スキルや知識を自ら意欲的に身につけようとする行動は、自信につながります。資格の取得などは目に見えて第三者にも価値が伝わりやすいため、アピールポイントにもなるでしょう。そうした自信や外部からの評価がさらにモチベーションを高め、新たな成長を求めてさらに自己啓発していくという好循環をもたらします。

自信がつくと、就活にも余裕を持って臨めるでしょう。社会人となってからも、キャリアの幅を広げるきっかけになるはずです。

大学生におすすめの自己啓発 1:書籍からインプットする

書籍は自己啓発の代表的な手段のひとつですが、中でも定番は自己啓発書です。自己啓発書を選ぶ際は、有名な書籍から読み始めるか、自分の抱えている課題から選ぶのが良いでしょう。

有名な書籍から入門

今まであまり本を読んでこなかった方からすると、「どんな自己啓発書を読むべきかわからない」という場合も多いでしょう。まずは、入門編として有名な書籍から読み始めるのがおすすめです。

昔から読まれている名著やベストセラーなどは、多くの学生やビジネスパーソンに読まれてきただけの理由があります。インターネットで評判を検索したり、書店に並ぶ中で目を引いたものを手に取ってみたりしましょう。

自分の抱えている課題から選ぶ

自己啓発書は多種多様なテーマで出版されていますので、自分の抱えている課題に当てはまるような書籍を選ぶのも手です。

「コミュニケーション力を向上させたい」「仕事の目的を考えたい」「知識を効率よく身につけたい」といった自分が課題だと感じているジャンルがあれば、きっと自分の課題解決につながる書籍が見つかるはずです。

ビジネス書籍から学ぶ

就活で興味のある業界から選ぶ

ビジネス書には、特定の業界について記したものも多くあります。就活で興味のある業界に関する書籍を読むことで、業界の全体像を深く理解できたり、自分の興味や適性と合っているのかを確認できたりするでしょう。

また、業界や職種に関わる専門書であれば、スキルを身につけるための手助けになります。IT業界など、技術の発展が早く目まぐるしい進歩を遂げている成長分野はビジネス書も多数出ているため、読み漁ってみるのも面白いでしょう。

あえて異なるジャンルにも挑戦

業界別に知識を深められるビジネス書籍ですが、あえて今まで興味を持っていたジャンルとは異なるものに挑戦してみるのもおすすめです。もともと興味がなかった業界や仕事でも、書籍を読んでいるうちに興味が出てきたり、読むことで視野が広がる可能性もあるでしょう。

そうすることで今まで見えていなかった視点が持てたり、何かをつかむきっかけになったりするかもしれません。

大学生におすすめの自己啓発 2:インターンに参加する

インターンシップに参加することでもスキルアップが図れます。ポイントを見ていきましょう。

自分の興味・関心に基づく選択

スキルアップを目的としてインターンに参加するのであれば、自分の興味・関心に基づいた選択をしたほうがより積極的に学べ、結果としてスキルアップにつながりやすくなります自分の興味・関心に基づいたインターンを選ぶためには、自己分析が重要です。何が好きで、何が得意かといった方向性は、ある程度事前に把握しておきましょう。

成長できる環境の見極め

インターンシップのプログラムは、会社によってさまざま。実際に仕事の現場を見学できるもの、体験できるもの、座学やワークが中心のものなど多岐にわたります。

特に自己成長を図りやすいスタイルとしては、1週間程度の期間を使って行われるグループディスカッション形式や、1カ月以上のスパンで実務に関われる長期インターンが挙げられます。前者はコミュニケーション力やグループをまとめる調整力といった対人スキル、後者は実務を経ての実践的なビジネススキルを磨くのに有効でしょう。

職種・業界研究の重要性

自己啓発を目的としてインターンに参加する場合は、自己分析に加えて職種や業界の研究もしておくべきでしょう。自己分析は自分の強みや興味などを整理するのが目的ですが、業界研究をしておけばその強みがどんな業界や職業で役に立つかがわかり、自身のスキル・適性と業界のマッチ度を高めていくことができます。

自分の適正度が高い業界のインターンに参加することで、スキルアップ効果も高まると考えられます。

大学生におすすめの自己啓発 3:インターン中は積極的に行動する

インターン参加中は、以下の内容を心がかけると、より効果的に自己啓発を図ることができます。

積極的なコミュニケーション

インターンシップの現場では、参加しているインターン生や先輩社員・経営者などと積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。

インターンシップはアルバイトとは異なり、社員の一人として扱われることも多いです。社会人として知っておくべきビジネスコミュニケーションの基礎、例えば「結論から話す」「報・連・相を徹底する」「相手の目を見て話す」といったことも、コミュニケーションを積極的に取る中で自然と身につくことが期待できます。

社員からのフィードバックを活用する

インターンシップに参加すると、あらゆる場面で先輩社員からフィードバックを受けられます。仕事の進め方はもちろん、例えばコミュニケーションや仕事の進め方などについてアドバイスをもらえるケースもあるでしょう。

社員からの具体的なフィードバックを受け、そこに向き合って改善に努めれば、自身のスキルアップにつながります。

自己分析を踏まえてキャリアプランを立てる

インターンは実務経験やスキルを身につけるだけでなく、「自分の興味や関心と考えていたことが正しかったのか」などの振り返りにも活かせますあらためて自己分析を行い、自分の強みを理解した上で、キャリアプランや長期的な目標を考えてみるのも良いでしょう。

大学生におすすめの自己啓発 4:趣味やサークルに力を入れる

趣味やサークル活動でも自己啓発を図れます。どういったサークルや趣味を探せば良いか、以下で解説します。

挑戦意欲を刺激するもの

趣味やサークルを探す際は、自身の挑戦意欲を刺激するものを選ぶと成長につながりやすいでしょう。挑戦するという前向きなマインドを持ちつつ、目標に向かって計画的に挑戦していく姿勢は仕事にもつながります。

さまざまな人と関わるもの

基本的に仕事は一人ではできません。特に昨今はチームとして成果を出すことが求められており、多くの人と関わります。そのため、学生時代から趣味やサークルでさまざまな人と関わる経験をしておくと、組織やチームの中での対応方法や立ち居振る舞いが自然と身につくでしょう。

情熱を持てるもの

趣味やサークルは大前提として「楽しむもの」です。やはり自分が情熱を持てるものを選ぶのが一番でしょう。誰に何も言われずとも、率先して意欲や熱量を注げる趣味やサークル活動があれば、積極的に参加することをおすすめします。

サークル活動で学べること

リーダーシップ

部長などの役割を務めると、リーダーシップが身につきます。数人から数十人をまとめて一つの目標に向かってリードしていくという経験は、何ものにも変えがたい自己成長の機会であると言えます。

また、役職に就いていなくても、例えば大会などで率先してメンバーを動かした経験などは、リーダーシップを発揮した場面として就活などでもアピールできるポイントとなります。

プロジェクト管理の経験

社会人になると、プロジェクトの管理を任される機会があるかもしれません。サークル活動でも、イベントや大会など通常の活動とは異なるプロジェクトがあります。成功に向けて計画を練り、メンバーと一緒に取り組んで成功させるという経験は、自ら考えて行動するといった自己啓発としての側面もあり成長につながります。

ネットワーキングの機会

ネットワーキングは、いわゆる「異業種交流会」のこと。サークルにはさまざまな年齢や性別、学部の人が参加しており、またイベントや大会では、他大学の学生とも触れ合う機会があるでしょう。

サークルではこのように、いろいろな価値観や立場の人と交流する、学生版の「異業種交流会」の面があります。積極的に新しい知識や意見、ものの見方といった「自分にないもの」をもたらしてくれるでしょう。

大学生におすすめの自己啓発 5:海外留学

海外留学を通じた自己啓発についても見ていきましょう。

留学先選びのポイント

海外留学で大切なのは留学先選びです。以下、ポイントを解説していきます。

目的に合った国や学校

留学の目的は多様化しており、人それぞれ異なります。例えば「語学を学びたい」「現地で働きたい」「交換留学で単位を取得したい」などさまざまですが、その中で自分の一番の目的が何かをあらためて整理し、目的に合致した国や学校を選ぶことで成長の度合いも高まるでしょう。

留学中の自己成長のチャンス

留学中には自己成長のチャンスにあふれています。代表的なものを見ていきましょう。

言語スキルの習得

留学先では、日本で学ぶよりも言語スキルの習得が早いと考えられます。留学中は周りがみなその地域の言葉で話すため、自ら考えながら対応しなければなりません。

「自分事」として体験する環境があることで、言語スキルの伸びは大いに期待できるでしょう。

異文化コミュニケーション

留学中に海外の人と触れ合い、多様な文化や習慣を知ることは、異文化コミュニケーションにつながります。異文化への理解が深まると、その国に対する印象や価値観だけでなく、自身の考え方全体の幅が広がり、今まで以上に多様な発想ができるようになるかもしれません。

自立心や問題解決力の養成

留学は良いことだけではなく、時には厳しいこともあります。自分のことを誰も知らない、言葉もなかなか通じない、文化や価値観も違うといった環境では、日本では当たり前にできていたことが簡単にはできない場合もあります。

そのような環境でも試行錯誤し、一つひとつ課題を解決していくことは、自立心や問題解決力の養成につながるでしょう。

まとめ

大学生の自己啓発には多くのメリットがあります。これまで「自己啓発」に積極的に取り組んでこなかった方もいるかもしれませんが、「できること」は勉強だけではありません。趣味やサークル活動でも、自己啓発に取り組むことは可能です。

将来のためにも、大学生活の中で積極的に自己啓発の機会を設けましょう。

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